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第39話*声にのぼせる*(R)
ツクモはボディソープを手につけアオイの胸の蕾をクルクルと触っている。
「あっ・あっああっ・・だ・・だめっ・・」
「何がダメなの。アオイくん?」
指先をクリクリといじりながらツクモは問いかける。
「あっ・・あ・・こ・こえっ・・」
「声?」
「ツクモさんの声耳元で聞くと、体が熱くなっちゃっておかしくなる・・」
『ほー。いい事きいた』
するとツクモはアオイの耳元で、指を動かすのをやめずに、
「熱くなるとどんな風になるのか教えて?」
「あっ・・はああっ・・」
「ねえ、教えてよ。こんなふうに触られるのは嫌い?聞きたいなあ・・」
「やだ。やだ。ズルいツクモさん・・」
「じゃあ、やめる?」
真っ赤な顔でアオイが答える。
「ふ・・ううっ・・や・いや・・やめないでくださ・・い。さ・さわって・・」
「そうだよね。こんなにピンク色で可愛いんだから」
ツクモはさっきよりも力を入れて蕾の先を指ではじく。
「あっ・・ああっ」
アオイが背を反らせる。ツクモの手をどかそうと力なく手を添えているので
まるで自らで弄んでいるように見え、なまめかしい姿で反応している。
「んっ・・んんっ・・あ・はああっ・・ツ・ツクモさん・・」
アオイの体はどんどん熱を帯びていった。
『あっ!は、反応しちゃっている。どうしよう・・』
とっくにお見通しのツクモは、
『かわいいなあ。胸だけでイカせちゃおうかなー。恥ずかしがるよなー。』
「ねえアオイくん。こんなにかわいい胸、誰か触った?もしかして俺何番目?」
「・・ツクモさん。どうしてそんなひどい事いうんですか?こんな事されるのツクモさん以外に誰がいるっていうんですか」
「ごめんね。だってアオイくんがかわいくて。じゃあこんなにかわいくピンク色にしているの俺が初めてなんだ?ねえ、もうすこし強くしたいなあ?」
耳元でツクモの声がする。それだけで体中を触られているみたいだ。力なくうなずく。
「アオイくんの声が聞きたいなあ」
「ず・・ずるい・ツクモさん・・つ・強くても・・いいで・・す・・」
「りょうかーい」
「あっ・・いやあああっ・・はああ・・」
『あ・やだ・・だめしびれる・・ガマンできない・・で・・でちゃいそう・・』
『アオイくん困ってる。その気持ちよさに負けそうな顔かわいいなあ』
そうしてツクモはアオイの胸先をキュッと強めに引き上げる。
「あーっ!ああっ・・やああああっ・・いやあああっ」
瞳をうるませながらアオイはツクモの手を握りしめて体を震わせた。
アオイは頂点を感じていた。
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