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第40話*ツクモのおねだり*(R)
『マズい。力入らないよ』
アオイはツクモに寄りかかって乱れた息を整えていた。
「大丈夫?アオイくん」
「あ、はい。すみません。少しのぼせたみたいで、シャワーで流します」
「ん。わかった、ここもシャワーで流そうか?」
タオルの隙間からツクモが手を入れる。
「あっ・やだっ・・だめえ・・」
「どうして?気持ちよくなかった?」
「あ、でも、そこは触られていませんし・・」
「でもなんか、おねだりしてきたよ?」
少しずつ、アオイのモノは変化を始めてきていた。
「お願い・・ツクモさん、やだ・・ツクモさんの手には逆らえないんです。
俺どんどんおかしくなっちゃう。も・・げんかい・・」
アオイの頬を伝うものがある。ツクモは優しくキスをして、
「温まろうか?」
「体冷えちゃった?」
「・・大丈夫です・・あの・ごめんなさい・・」
「ん、どうして?」
「俺、ツクモさんを拒んだんですよね?」
「そんな事ないでしょ?ピンク色に染まるアオイくんの体かわいかったよ~」
まっ赤になるアオイにツクモはキスをする。最近は舌を入れるとそれに応えるようになり、
首に手をまわすようになっていた。ツクモは拒まれていないことを確認する。
「あ・・ふう・・うん」
「アオイくんは俺のこと好き?」
赤い顔してアオイが頷く。
「俺もアオイくんの全てが好きだよ」
「ありがとう・・ございます」
目を合わせられず、アオイは視線を下に落とす。
「だから全部頂戴?」
「え?」
「いまじゃなくていいから、全部くれるって約束を俺に頂戴?」
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