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第41話*前払いの約束*(R)

ツクモがアオイの舌を激しく絡めとる。 「んっ・・ふっ・・ふうっ・・」 唇が離れるとアオイは肩で息をした。 いつもより弱々しくツクモが呟く。 「アオイ君・・」 「俺のこと嫌いにならないで・・」 「俺のそばで笑顔でいて・・」 「離れて・・いかないで・・お願い・・」 『ツクモさん多分恋人さんと俺のことがダブっている』 『ごめんなさい恋人さん。俺、ツクモさん欲しいです』 「ふふっ。ツクモさん時々俺より子供っぽい気がする」 「そうかな?そうなのかな」 少しツクモが照れて笑う。 「ねえツクモさん。俺はツクモさんのもので、ツクモさんは俺のものですよ」 「アオイくんはずっと俺のもの?」 「違いますよ。ツクモさんが俺のものなんです」 アオイはツクモの頬に手を当て軽く唇に触れた。 「だ・・だから・・ツクモさんのものだから・・・」 顔を赤くしてアオイが小さな声で伝える。 「触られるの・・いやじゃないです・・」 ツクモは激しくアオイの唇を奪う。 「あっそこはっ・・まだ・・だめっ・・」 長く愛されていた蕾は少しの刺激にも敏感に反応した。 アオイは頬を紅潮させ体がふるふると震えてゆく。 「じゃあこっちはまだ平気かなあ?」 ツクモがバスタブの奥に手を沈める。 「ひゃっ!あっ・・ああっ・・」 思わずアオイはツクモに抱きつく。 「そ・・そこは・・やっ・・やああ・・」 「そう?さっき反応していたじゃん」 「ね?触らせて?」 ツクモはアオイが冷えないようにバスタブの脇にタオルを置き座らせた。 そして自分の頭をアオイの足の間にうずめていく・・。

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