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髪が白いように指も白い。雪の季節になると見つけられないとよく親に笑われたものだ。オレの両人差し指は陥没に誘われ、進んでいく。肉質がありじんわりと濡れた中はとても柔らかい。少しでも爪が長ければ彼の胸の中を傷付けることになるだろう。指先から溶けてしまう熱に負けぬよう、埋め込まれている種を何度も転がす。 「気持ち良かったら声出してね」 聖の背後から耳の裏、耳朶、首筋に少しずつキスを落としていく。跡をつけたいのはやまやまだが今はしてあげない。 当の本人は何を考えているのか、大きな手で、 「ふ、ッ……ぐぅ…っ、ふ…!!」 「舌噛んだらだめ」 両手を重ね、強く口元を押し隠す。鼻息が荒く吐く息に触れなくても火傷するのが分かった。 (きついかな……それにしても……) この質感、熱くもほど良く濡れたナカ。 「………性器みたいだ」 「……っ!!?ふ、っ……♡♡」 乳首からはハードルが高かったかもしれない。 出口に向かって指を動かすと聖の逞しい足が床を叩く。 きゅぽっと音を立て、ひんやりした空気に指肌が触れた。 「お"っ♡!!あ"ぅうう"♡♡♡♡!!!!」 舌を唇から出し、人間椅子のオレに聖が背中から持たれかかる。当の本人は恍惚とした表情をし、焦点か定まっていない瞳を向け、絶え間ない息をはふはふさせていた。胸からは乳頭が顔を出していた。稀にみるピンク色だ。 ふと、下半身を見るとさっきよりも高いテントができ、濃いシミが出来ていた。裾から中に隠れていた黒レースが見える。 「スカートの下はどんな下着を履いているの?」 「した……、ぎっ……♡♡??」 見せてくれないか。そんなお願いをする前に聖の小麦色の指が裾を掴み、持ち上げた。ベースは黒下着。太腿や腹の入口にレースを編み込んでおり、両端にはピンク色の長リボンが付けてある。聖はリボンや♡といった可愛いものが昔から好きだが、それにしても際どい。 (これも、余ったやつなのか??) それにしても、このサキュバスのような衣装を体格が良い聖が着れるということがおかしい。 もしかして。 白紙に黒の絵の具で塗りつぶしたような気分が胸の中に広がっていく。 「つ、通販……で、売ってたんだ……♡きょーちゃん、これ好き……かな……って♡」 聖はオレの心情が分かったのか……?いや、分からないだろう。快楽に溺れ、意識を失わないように必死なんだから。でも、彼の言葉のおかげで真っ黒に染まらなくて済んだ。 「とっても似合ってる」 「……っ♡♡、耳……ちゅ、だめだ……ぁっ♡♡あ、そこ濡れ…、…っっ♡♡♡♡!!!」 スカート生地から聖のモノを右手で包み込む。もみっ、むにっ。牛の乳を絞るように上から下へと指を折っていく刺激を与えると、聖の体が仰け反った。 「はぅうううぁああ♡♡♡♡!!あっ、ぉ"っ、お"♡♡!!お"♡っ、でちゃ…♡♡」 「後で直に触れてあげる。一回イッてもいいよ?」 「お"っ♡♡♡!!!」 ぶちゅ、ぶっ、ちゅるる。下品な水音が手の中で聞こえてくる。ゆっくり離すと粘着質な白濁とした糸が引いた。その手からは濃厚で甘い臭いが鼻に香る。それを丁寧に丁寧に口へと含むと体が歓喜の声をあげ、久々な食事に腹を満たした。 「じゃあ、いただきます」 「ま、待って……っ♡♡!!」 止められても今度は聞かない。サイハイと下着を繋げてあるベルトを外す。ぐっしょりと今日はもう使えない下着を制止の声を聞かずに下ろしていくと、ぷるん。可愛い肉棒が露わになる。 「可愛い」 「僕の見ても、よく、ないぃ……っ♡♡」 「あ、またムクムクと勃ってきた」 「み、見ないで、きょうちゃん……っ♡♡!!」 「聖のちんぽのお口から涎がたーくさん出てるね。オレと同じで食いしん坊だね」 「……〜〜っ♡♡♡♡!!」 声にならない羞恥の顔を見せる聖の顔をじっくりと堪能する。浮かんだ涙や鼻水、口端から溢れた涎も舌で器用にいただいた。聖の体液はどれも美味しい。移動して聖のちんぽと同じ目線に頭を下げる。 (う〜〜ん。すっごく濃い♡) 鼻に抜ける聖の匂いは本能で胸が躍り、母性で愛おしさが込み上げてくる。 正式な食事は相変わらず血液だが、基本的にオレたちは雑食だ。 フガフガと強めに嗅げば小さな穴からとろりと透明な体液が溢れてきた。 「きょうちゃん……、そこだけは、きゅ、吸血や、やだ……っ♡♡」 吸血鬼に吸血された人間が同じ種になるのはもう大昔の話。今は正式な契りがないとそうはならない。 それと同じように、吸血鬼が吸血する"だけ"の時代はもう終わった。 「大丈夫だよ?なんてって……吸血鬼は暴食だから♡それじゃあ、デザート、いただきます♡♡」

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