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クリスマスSS 4

ゴンゴンと軽く額に頭突きをされたが、棗はもうそれどころではなかった。 この男は高校生の自分相手に欲望を抱え、ずっと意識していてくれたからこそ、発情した棗を受け入れたわけで、ヒートに流されてセックスする前から“そういう目”で見てくれていたのだ。 体の芯から安堵と嬉しさと熱が広がり、じわじわと体温を上げる。 まだ手をつけてない食事の香りが漂っているのに、空腹以外の欲を満たしたくて、和巳に体を押し付けつけるようにぴったりとくっついた。 「なあ、アンタ頭ん中で俺の制服を脱がして、どんなことしてたんだよ……」 「ちょ、こら棗、食事……」 冷静な言葉を口にしようとした和巳にいら立って、密着したままの腰を擦りつけながら、下から掬うように唇を食んだ。 棗の体から、甘い香りが立ち上る。 「メシなんか後でいいから、エロいことして。なあ、あんたのこれ中に入れろよ……」 ほんのりと固くなり始めた雄同士を押し付けて刺激しながら、ひどく直接的な誘い文句を口にする。 和巳としかしたことがないから、上手い誘い方なんてわからない。 今すぐ抱かれたくて、はあはあと呼吸をしながら、思いついたまま言葉を並べ立た。 「んっ、んっ、センセ……早く……性教育しろよ」

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