「はねちゃ…」 　先をせがむように、甲斐が赤羽の腕を掴む。 「もうちょっと待てっ…」 　さらされた彼の胸の飾りにむしゃぶりついた。 「ふっ…んんっ」 　ぐんとのけぞる背中。赤羽にもっとしてほしいとねだっている。 　背中を抱き込み、ぐっと、自分の唇に近づけるとそこを吸った。 「あっ…あっ…」 　もうそれだけで甲斐のソコが熱くなっているのが分かる。 「ここ気持ちいいのか？」 　舌先でくりくりと遊びながら聞いた。 「いいっ…いいから…」 　甲斐は快感に弱かった。 　最後に残ったのは彼の黒い下着。もうそこが濡れ始めている。 「あぁ…もっとしてやる…」 　きゅっと歯でそこを噛む。 　下着から甲斐のそこを取り出すと大きくしごいた。 「あっ…あっ…あんっ」 「イっていいぞ…」 　亀頭をいじるとすぐに達した。 「ふっ…んっ…んっ…はぁはぁ」 　脱力する身体を片手で受け止めるとまたシーツの上へと横たえた。 　濡れた手と反対側の手でいつもの場所からローションを取り出す。 　手の上でよく練り、人肌の温度と同じになるように暖める。 　そして、先程、達した部分から足の間に塗り込めていく。 「っんっ…」 　ちょっとした違和感に軽く声が上がる。 　俺は自分の指をよくぬらして彼の後孔につぷっと指を挿入していった。 「あんっ…はぁ…」 　深く深呼吸をするような息づかい。 　彼のそこは吸い込むように俺の指に食いついた。 「いいらかっ…ら…」 　その先をねだる彼の声。 「だめだ。」 　いつもここで急かすが、無茶をして後で大変なことになるのは甲斐のほうだ。 「はっ…ふぅん…」 　指を増やしていき彼のなかをマッサージするようにほぐしていく。 「いいっ…」 　目をつむり俺の指の動きを感じる彼。 　一回出したというのに彼のソコは熱を取り戻していた。 　そこも一緒にしごいてやるとあっという間に彼はぐずぐずの状態になった。 「もう…もう…」 　きゅっと足をたて、もどかしそうに腰を振る。 「あぁ…わかった」 　俺は自分の衣服をすべてはぎ取ると、ローションと同じく引き出しからコンドームを取り出すと自分のそれに装着していった。 　その間ももどかしそうに甲斐は腰を揺らしていた。 「いくぞっ…」 　俺の熱も限界で、彼の中にいっきに挿れていった。 「はぁんっ！！！」 　しなる背中。 　俺は彼の足をかかえ根元まで押し込んでいった。 「あっ…あっ…あんっ」 　最奥を突かれると彼からいい声があがった。 「も、もっと…っんっ」 　彼の指先がシーツを掴み辿る。 　俺は腰を突き動かし、彼の中を擦る。 「いっ…ああんっ」 　彼の声がかすれてきて、酸素を求めるように荒くなっていく。 「ここか…っ？」 　なんどもしていて知った彼のナカのいいところ。 「そこっ…あっ…」 　身体を震わせる。そして、彼の性器も熱を取り戻していて密をこぼしている。 「もっと、快よくしてやる。」 　彼の熱もナカと同時に刺激してやる。 「やっ…あっ…いっ…ああんっ」 　いいのか、わるいのか、どちらか分からない声が上がる。 　もう理性も失っているのだろう。これくらい激しい方がいい。 　乱暴に腰を動かしていく。 「あっあっ…あんっ、、、もうっ…」 　上下へと緩急をつけながらしごいていた性器。もうそれがぷっくりと膨れあがっていて限界を示していた。 「あぁ、もうイかしてやる。」 　そう言ってさらに早く腰を突き上げる。 「あっ…んっ…あっあっあっ！！！」 「んっ…ぁ……」 　彼がイくのと同時に自分も熱をはき出した。