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9/15(日) ※
苦しくて息を吐き出すと俺に覆い被さる長岡が薄く笑った。
「やっぱ久々だと少しきついな。」
とか聞きたくもない感想を述べてくる。
ふざけんな。そもそも俺のここはお前のそんな凶悪なモン受け入れるためにあんじゃねーんだよ。
だが、長岡も少し苦しそうに眉を寄せているというのはなかなか見れないので少しだけ気分が良くなる。
「何笑ってんだよ。」
そう不審がる長岡が俺の頬を両側から挟んで唇をタコのようにさせる。
腕は後ろ手に縛られているので顔を振ることでそれから逃れた。
ていうかこれ下敷きにされる腕が痛いんだけど。当たってる背中も痛いし痕もつく。抵抗はやめたくないけどほんと縛るのは勘弁してほしい。
「うっせぇ。早くイッて出てけ。」
突き放すようにそう言うと長岡は少し驚いた表情をした後にゆっくり笑った。
そして再び俺の頬を指で挟むと上唇を甘噛みする。
ぞわり、と背筋を這う不快感。
そして俺の唇を舐め離れていくと同時に長岡が俺の中から出ていった。
本当に部屋からも出て行ってくれる気なのかと驚きと共に見上げるといつものニヤケ顔と目が合った。
「早くイッてほしいなら、春人に頑張ってもらわねーとな。」
そう言って長岡は俺の脇腹を抱えて体の位置を入れ替えると、ヘッドボードに自身の背を預けた。
俺は今、寄りかかる長岡の腰を跨ぐようにして膝立ちをしているような格好だ。
まさか…と思い長岡を見る。
「あぁ、悪い。さすがにそのままじゃ挿れづらいよな。」
笑い、自身の先端を宛てがい無理矢理に腰を抑えてそれを沈めてくる。
「ふっ…」
少し息が漏れ目を閉じるが、長岡が放置されていた俺のモノをやんわりと握り込んだことによりそれはすぐに開かされる。
「ほら春人。頑張んねーと終わんねぇよ。」
俺の背に手を回し、ゆっくり諭すように喋りかける長岡は今までにないほど楽しそうだ。
要するに自分から腰を振れってことだろ。誰がするか。
キッと侮蔑の色を滲ませ見つめると長岡は目を細め、俺のモノを扱きだす。
「んっ…」
数分前に前戯で散々弄ばれていたそこはまだその感覚を鮮烈に覚えていてすぐに長岡の指に翻弄されてしまう。
押し寄せる快感の波に合わせるように膝が震えだし、だんだんと長岡のモノを深く咥えこんでいってるのが分かった。
なんとか踏ん張ろうと力を入れるが、中にある長岡のそれをよりリアルに感じてしまい更に力が抜ける。
「は、ぁっ…も…!」
もう達してしまいそうで、そうすれば力が抜けて確実に根元まで咥えこんでしまうと思った俺は息を吐きながら嫌々と首を振る。
するとそれに応えるかのように突然長岡が手の動きを止めた。
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