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5/24(日) 2 ※
宗平とするのが、俺はかなり好きだったりする。
男なのに男とするのが好きとか、いよいよ俺もヤバイなぁなんて思うのに相手が宗平なら俺を1人で置いていくようなことは絶対に無いと思えるから、安心して身を委ねられるのだ。
「ん、宗平っ…。」
繋がっている宗平を離したくなくて腕だけでなく脚までも宗平に絡めて体を密着させようとする。
「もっと奥?」
フッと笑うような表情で、まだあったのかと驚く俺に宗平はググ…と腰を進めてきた。
「ン、ぅ…っ!」
思わず脚がビクビクと揺れて、俺の意図しないところで、俺は精を吐き出していた。
「まっ、ゃ、止まって…くれ…!」
内側まで震えているのが自分でも分かる。俺の懇願を聞いて宗平は繋がったまま1度動きを止めた。
「大丈夫か?」
「ん…。なんとか…。」
ハァハァと荒い息を整えるように呼吸をするが、中にはドクドクと脈打つ宗平のモノが入ったまま。
「なぁ、春人。春人は俺とすんの、好き?」
「!?」
俺の心の声が聞こえていたのかと思うようなことを唐突に尋ねてきた宗平。
「す、な…、考えたことねぇよっ!」
恥ずかしくて思わず視線を逸らして嘘を吐く。
なんだか少し情けないが「体目的と思われたくない」と言った宗平を自分からベッドに誘って、更に「ヤるのが好きだ」と言うなど、とんだ淫乱キャラに感じられてとても言う気になれない。
「じゃ、好きにさせるからさ、そしたら今後は月1以上でヤろ?」
「っ〜!?何言っ…んっ…!」
ズルリとゆっくり引き抜かれて行く熱が、感じるところを押し潰しながらまたゆっくり奥まで入ってくる。
「ぁ、ンンぅ……ッ!」
中で常に存在を主張するように脈打つそれがグリグリと奥を押し潰すように動く。
「っ体目的じゃ、ない、んじゃ、なかったのか!」
「?だって俺と気持ち良くなりてぇのは春人も一緒なんだろ?」
「っ…!ばかばかばか…。」
そんな正面から、宗平が受け取った俺の気持ちを確認されると、それが合っているのだとしても恥ずかしくて否定したくなる。
「俺は欲を言えば毎日してぇ。」
「毎日は無理っ。ん…死ぬ…。」
「じゃ週1は?」
月1の選択肢の次は毎日か週1まで跳ね上がるのか…、なんてことは言わないでそれよりも根本的なとこを宗平に問う。
「…それって、別に決めなくて良くね?お互い、したい時にすれば良いもんだろ。こういうのって…。」
「じゃあ俺が3日連続でしてぇつっても付き合ってくれんの?」
「ば、場合による…。」
宗平って案外性欲強いんだな、なんて考える。
だがそれでも宗平は今後どんなに体を重ねる回数が増えたとしても俺をただの性対象として見ることは無いだろうと、謎の確信めいたものが俺の中にはあった。
しかし宗平は俺が当然拒否してくると思っていたようでむしろ驚いた顔をしていた。
「え?良いのか?」
「だから!場合によっ…ゃ!な、急にっ…!」
スローペースで突いていたかと思ったら急にガツガツと奥ばかりを攻め立ててきた宗平に体が強ばるので、絡める腕に力を込めて宗平を引き寄せる。すると俺の唇に宗平が吸い付いてきて、ただでさえ荒れていた呼吸を更に苦しいものにさせた。
「んむ、ん"っ…ンン〜!」
時折離れる唇の合間で「春人。」「好きだ。」と囁かれる。
俺は嬉しくて泣いてしまったけど、次の週、ホテルに行きたいと言ってきた宗平に俺は今度物理的に泣かされるまでヤられてしまって「明後日体育祭なのに!」と軋む体を抱え宗平に怒ることになるのだった。
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