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第4話

涼は手に持っていたお盆を思わず落とした。 「た、隆寛さん、今なんて?ケッコーすごいこと言いませんでした?」 「すみません。引きますよねえ…」 両手を顔から外して隆寛は笑う。 隆寛の話だとこうだ。 かなり性欲が強い体質のようで、毎日抜かないと体が火照って大変なのだという。 自分の中でもこれはマズイと思い、朝抜くようにしているが今朝は忙しい上に、寝坊したため、そんな時間がなかった。 ゆえに、抜いてなくて疼いて堪らない。 「高校生じゃないんだから、どうにかしたいんですが体質のようで…」 「はあ…」 思ってもない隆寛の告白に、涼は固まったままだ。 坊主というストイックな職業でありながらそんな体質なんて… (エロ過ぎるだろーーー!!) 「涼さんには大変申し訳ないんですが、トイレ貸していただけませんか」 隆寛はトイレで抜くつもりなのだろう、トロンとした目で涼を見つめた。 「…なんだったら、手伝うよ」 涼は横たわった隆寛にそっと近寄った。 「え?」 「二人でやると気持ちいいんだって。よく高校生とかお互い触りながらやるって聞いたことない?」 いよいよ隆寛の体に近づいた涼は、体に覆いかぶさり、手を伸ばして下腹部を触る。 「い、いや、でも、あの…」 「どうせ一人も二人も変わらないからさ、一緒に気持ち良くなろうよ」 訳の分からない理屈をこねながら、涼の手が着物の中へ滑り込み隆寛の内股をさする。 「…あっ」 火照った体には内股を触れただけでも感じるのだろう。 隆寛の体が、ビクンと揺れた。 「いいから、しようよ」 内股から直接、隆寛のモノに触れる。 「うあ…ッ」 触れられて思わず隆寛は声を上げた。 既にそり返っていたそれは涼の手で上下に扱かれてさらに膨張していく。 「あ…あっ、は…ッ」 二人で、なんて言いながら気づいたら涼が隆寛を弄っていた。 単に涼が触れたかっただけ。 隆寛の喘ぐ声と顔に涼の身体も火照る。 (何だこれ、エロすぎる…) はだけた着物に高揚した隆寛の顔。 もっと、もっとエロくしてやりたい… 「…!」 涼は手の動きを止めてソレを口に含んだ。 「な、なに…っ、や、だめ…っ」 口に含んだだけでさらに膨張したそれを涼は自分の舌で舐めていく。 自慰を超える快楽に、隆寛は思わず顔を手で覆う仕草を見せた。 が、涼がその手を払いのけた。 隆寛は驚いて涼を見ると自分のモノを舐めながらニヤリと笑う。 そしてさらに強く口と手でしごいていく。 「や、あっ、あっ…も、出るって…あ」 「だしなよ、見ててやるから」 「んっ、あああッ…!!」 「ツッ…!」 ドクンと隆寛の身体が大きく仰け反ると白濁したそれが涼の顔にぶちまけられた。

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