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第5話

「や、やりすぎです…っ」 自分の体に(またが)っている涼を見ながら、隆寛が非難する。 顔を真っ赤にして。 それを見て涼は笑いながら、こう言う。 「…でもさあ、気持ち良かったんだよね、イッたんだし」 「そ、それは…」 言い澱む隆寛の耳元で、涼がそっと囁いた。 「オレはまだイってないんだよね…、ねえ入れて良い?」 ゾクッとしたのと同時に、この先へ進もうとする涼に隆寛は驚く。 「い、入れるって…、どこに」 「ここに」 涼は今から入れようとするところに触れると、隆寛は頭を左右に振る。 「ちょっ…!む、無理って…!そんなの…!」 「あ、ようやく敬語じゃなくなった」 え、とキョトンとした隆寛にキスをする。 「んっ」 そっと舌を入れてきた涼に、隆寛は驚きつつも払おうとしない。 それを良いことに、涼は指を入れていく。 「い、いた…ッ、む、り!」 「まあまあ」 ゆっくりゆっくり慣らしながら、キスをする。 いつの間にか隆寛も舌を絡めてきた。 (OKなんじゃん) 涼は一旦体を離すと、服を脱ぐ。 「商売道具の衣装、汚れちゃうよ。良いの?」 「〜〜っ」 軽く涼を睨みながらも、素直に衣を脱ぐ。 お互い、裸になった途端、サカリがついた動物のように涼が隆寛に抱き付く。 「お、おいっ」 首筋から胸板、乳首…と、身体を舐めていく涼に隆寛はたまらず声を上げる。 そして指を再度入れてかき混ぜてゆくうちに、隆寛は痛みではない声を上げていた。 「あ、あ…、そこ…やめ…」 「やめない…、よっ」 慣れてきた頃に、涼は大きくなった自分自身を当てる。 「もう、我慢できない…、力、抜いてて」 「…!う、ああッ!」 痛みが先行し、涼の身体を押しのけようと手を使って反抗する。 涼はそんな隆寛の身体を抱きしめてゆっくりと進む。 「すぐ、ヨクなるから…ッ、我慢して…」 「あ…、あ…、んん…ッ」 痛みで歪んでいた顔が、気がつくと艶っぽい顔になってゆく。 それに気づいた涼は一度大きく奥まで突いた。 「ひ…!ああッ、やあ…ッ、ああッ」 卑猥な音が聞こえてきて、羞恥と気持ちよさで隆寛はもううっすら涙さえ見えた。 「ごめ…、もう、限界…ッ」 涼が切なそうにそう宣言すると、隆寛は涼に抱きついてきた。 「んん…ッツ、ああっ!!」 涼はそのまま、隆寛のナカでイってしまった。

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