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2-定時連絡

零>>>『ゆっきー(σゝω・)σ』 またゼロです。暇なんでしょうか。 零>>>『無視しちゃいやよ』 零>>>『ちょっと聞いてよー』 零>>>『例の上司とうまくいきそうなんだけど』 由紀>>『法に触れてないですか』 由紀>>『大丈夫ですか』 零>>>『何言ってるの大丈夫よん』 零>>>『ちょっと真面目に健気な部下演じてたのね』 零>>>『ある日のことでした』 由紀>>『何が始まるんですか』 零>>>『飲み会があったのね』 零>>>『俺お酒弱いのね』 由紀>>『そういえばそうでしたね』 由紀>>『お子さまですからね』 零>>>『なんとでも言いなさい』 零>>>『今回はお陰でうまくいったんだから』 零>>>『2杯飲んだら帰りに立てなくなっちゃったの』 零>>>『そしたら!王子さまがしょうがないなって肩貸してくれて』 零>>>『酔いが覚めるまで二人きりで外のベンチに座って面倒見てくれたのよ!』 零>>>『これってもしかしてもしかするんじゃない?』 零>>>『皆が帰っちゃった後も一緒に居てくれたのよ!』 由紀>>『酔っぱらいに対する一般的な対応だと思いますが』 零>>>『それだけじゃないんだっつの』 零>>>『介抱してくれたのが嬉しくてニコってしたら、撫でたくなるから可愛い顔で笑うなって言われちゃった』 零>>>『しかもその時槙野さんちょっと顔赤かったし!』 零>>>『どーよ。文句なしで脈ありでしょ?』 由紀>>『えーと』 由紀>>『フィクションですか?』 零>>>『ノンフィクションに決まっとるだろが!』 由紀>>『なんで急にそんなにうまくいくんですか』 由紀>>『俺だって隼人さんに一回フラれてお友だちからスタートしたのに』 零>>>『俺の健気っぷりがよかったんじゃない?』 零>>>『しつこくなくそれでいてコクのある献身っぷりだったんだから』 由紀>>『料理評論ですか』 零>>>『という訳でこれから二人きりで打ち合わせだから』 零>>>『チャオ( *´艸`)』

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