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【番外】甘えホーダイ月額キス31回(8)

恥ずかしがる槙野さんを堪能するのもいいけど、俺は早く槙野さんを気持ちよくしたい。そしてついでに俺も気持ちよくなりたい。 だから、俺の目の前にある槙野さんの大事なソレを、ぱくっとくわえてみた。 「んっ」 槙野さんが喘ぎかけて息を呑む。 「神崎、まだくわえていいなんて、言ってな……」 先端を一舐めして、それから先から半ばまでをくわえて口の中で愛撫する。 ふふ。 槙野さんには合わない気がしていつもはやんないんだけど、今日だけ特別にしようか。 触覚だけじゃつまんないでしょ?たまにはエッチなの聴きたくない? ちゅっ、じゅるっ。 唾液を絡めてわざと音を立ててみる。横から、裏から舌を這わせる。キスをする。 「いい加減にしろよ、神崎……!」 あれ? 怒っちゃった? 槙野さんが機嫌損ねておしまいかと一瞬思った。思ったけど。 「ひゃ、ん」 思わず変な声出ちゃった。 「……ん、ふっ」 槙野さんが俺のを口いっぱいに頬張ってる。 あ、だめ、そんなに吸っちゃだめ。だめだってば槙野さん! 俺の動揺が伝わって、槙野さんがふふふって笑ってる。 実は俺、いつもは槙野さんに口でされないように逃げ回ってるんだ。 だって大好きな槙野さんに、お口で愛してもらうなんて……考えただけで体が熱くなるじゃん。リミッター外れちゃいそうで怖いじゃん。 ま、ね。今日は俺が自分から舐めてもらう流れに持ってったんだけど。槙野さんのお口、予想以上だった。 熱くて、ぬるっとした舌が的確に俺の好きなところを愛撫してきて、それをしてるのが槙野さんのお口だって、いつも理知的なあのお口なんだって、考えると、それだけでイきそうになる。 だめ! 負けるな俺! 気持ちよくなってもいいけど、槙野さんを気持ちよくするのがメインなんだから! 手を使って槙野さんのを根元から扱きあげる。同時に口の中でも気持ちよくなってもらう。 「っ」 槙野さんが喘いだと思った? 残念、俺だよ。 だってさー、槙野さんのお口、気持ちいいんだもん。 こんなの俺耐えられないよ。無理。もうすぐ出ちゃいそう。 唯一の慰めは、俺が喘いだら、口の中にある槙野さんのが少し大きくなったこと。 どういうことなのかな? 槙野さんはあんなにシックスナイン嫌がってたのに。 「槙野さん、気持ちいい?」 「ん、うん」 素直。素直な槙野さん好き。 「シックスナイン気持ちいいでしょ?」 槙野さん何も言わない。 でも俺の口の中で、またちょっと大きくなった。

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