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第14話 愛するカタチ

愛してます… 言葉にすると軽くなる でもその言葉しか 貴方には贈れない どれだけ好きか……愛してるか バロメーターが見える訳でもなく 言葉にするしか……出来なくて 想いは……続く…… 弥勒の家の前の駐車場に車を停めると、車から下りた 弥勒の新しい方の家の玄関のチャイムを鳴らすと、弥勒が出た 弥勒は玄関に立つ康太に、驚愕の瞳を向けていた 「何故…こんな時間に康太が……」 呆然となる弥勒を、康太は見上げた 弥勒に気配も、何も感じさせず暮らすのは、大変だった 星を詠む事も出来る男を、何も察する事を出来なくさせるのは、苦労した 「オレを家に入れろ!」 康太が言うと、弥勒は……戸惑った 「オレが伴侶といる意味が解るか…」 康太はそう言い、弥勒に妖艷な瞳を向けた ドックン…と、下半身に血液の溜まる衝撃を食らう 弥勒は何とか踏ん張り、康太を応接間に招き入れた 弥勒は澄香にお茶を持って来るように告げた するとお茶を持ってきた澄香は、康太の顔を見るとドキッとした 震える手で、お茶を出すと、澄香は弥勒の隣に座った 「弥勒、澄香、オレの来た意味が解るか?」 康太が聞くと、弥勒が 「血が足らねぇからか?」 と答えた 「知ってるなら何故、血を残さない!」 康太が怒ると、弥勒は努力はしてる!と訴えた 「だから、オレが来てやった! だけど、オレには触れるな…触れれば永久にお前等には逢わない。約束出来るな?」 康太が言うと、弥勒は 「なら康太が犯ってる所を見せてくれるのかよ! 」 と、問い掛けた 「見せてやるから、案内しろ。 その為に伴侶を連れて来た。 お前等は前回、オレが来てからセックスしてねぇだろ? 弥勒に至っては自慰すらしねぇ。 火が付けば…出来やすい…」 弥勒は信じられない瞳で康太を見ていた 康太は澄香の唇を指でなぞった そして耳元で何やら囁くと…欲情した瞳で康太を見上げた 「さぁオレを連れて行け。 その変わり触れるなよ 」 澄香は客間に布団を四組敷いた 照明を落としを少し暗くすると康太は布団の上に胡座をかいた 「オレが良いって言うまで、互いに触るなよ?」 弥勒と澄香は頷いた 康太は榊原に腕を伸ばすと、布団に寝そべった 康太の上に榊原が重なると、貪る様な接吻を康太に送った 互いに触れなかった時間が互いの体に火を着けた 康太はキスをしながら上半身を起こすと、榊原は服の釦を外した スルッと康太の体から擦り落ちる服の隙間から、康太の乳首が現れた ピンク色の康太のつんと尖った乳首を、榊原が舐めた 「ぁぁん…伊織…」 仰け反り喉仏を晒す、康太の首筋を榊原が吸い上げた 榊原は、康太のズボンを下着ごと脱がすと、勃起した康太の性器の頭にキスをした 弥勒と澄香の目の前に康太の裸体が投げ出されていた 澄香は、自分の乳首が立ち上がり、性器が熱く濡れるのを感じていた 弥勒は、過去最高に、自分の性器が張り積めて嵩を増やすのを感じていた 康太は榊原の服を脱がせた 榊原の体に愛撫を施しキスの雨を降らす 榊原のズボンを脱がし…下着も脱がす… 榊原の性器を指でなぞると、口に含んだ 康太の赤い舌が…榊原の性器をペロッと舐める様は…淫猥だった 弥勒は唾をゴクンッと嚥下した 「澄香、弥勒が欲しいか?」 康太は榊原の性器を舐めながら問い掛けた 澄香は唾をゴクンッと飲み込むと「欲しいです」と答えた 「ならその口で愛してやれ!」 澄香は弥勒のぺニスを口に含むと舐めて愛した 互いで互いを欲し合うまで高め…濡れる 康太は榊原の上に乗ると、自ら榊原を受け入れ腰を捩った 康太の腰の括れに榊原の腕が回る 「突いてぇ…あぁん…そこぉ…」 康太のその刹那げな声に…弥勒はイキそうになった 「康太…まだ入れたらダメか…」 弥勒のぺニスが震える 「澄香、弥勒の上に乗り、奥へ入れろ… 今まで入りきらなかった奥へ、弥勒を入れろ」 康太は榊原に抱き着き、澄香に言った 後はもう…言葉は続かなかった 澄香は自ら花を開き弥勒を飲み込む まるで康太とシンクロしたかの様に…… 奥へ奥へと、弥勒を飲み込み……… 子宮に届く勢いのぺニスを襞で包み上げた 弥勒の肉棒を飲み込み…動く 弥勒はまるで康太を犯している気分になり 澄香は康太に入れられている気分になり 深く深く弥勒を食い込み…射精を促した 弥勒は…澄香の奥深くに射精した 何時もならそれで、終わるのだが、弥勒の性器は力を更に蓄えていた 横を見ると榊原のぺニスで串刺しになる康太が刹那げに仰け反って、弥勒を見ていた 康太の舌が…自分の唇を舐める姿に… 弥勒は止まらなかった 澄香の奥で弥勒がピクピク動く 澄香はまたイキそうになる 「澄香…奥を…閉じて…ギリギリまで締め付けて…開くんだ 」 康太の欲情した声に…澄香は貝を閉じるように閉じようと弥勒を締め付けた 「伊織…奥を擦ってぇ…」 汗で濡れた康太が、榊原の背中に手を回した 康太がねだる場所をカリで擦ると、康太は鳴いた 「ぁぁっ……イクッ…」 と、言う康太の声で榊原はイッた 澄香は、康太の声で、総てを開き受け入れた 弥勒はそんな澄香の奥底に精液を撒き散らした 榊原の性欲は…疲れを知らない ましてや禁欲していた日々に…止まらなかった 弥勒は……喘ぐ康太の声に…欲情しまくり 澄香が気絶しても離せなかった 弥勒の家の風呂場で、榊原は康太の穴に指を挿し込み……掻き回し精液を掻き出した 疲れた康太は榊原に抱き着き 「ごめんな、伊織 」と謝った 「良いですよ。君に触られた訳ではないのですから。」 「でも本当は嫌だったろ?」 「康太を手にしたなら、夢中になるから、気にしてられませんよ 」 康太は榊原にキスした 「服を着たら帰るかんな‥」 「そうですね。僕達の家へ帰りましょう」 榊原は康太の体を洗い、自分も洗うと 服を着て、浴室を後にした 浴室を出ると、弥勒がお茶でも飲んでって下さい! と、待っていた 「なら、それを飲んだら帰るもんよー 」 康太は榊原と共に、応接間に行き、ソファーに座った 弥勒はソファーに座ると苦笑した 「康太んちは本当に激しいのだな 」 弥勒が、腰が痛くて堪らないよ…と愚痴った 康太は笑って 「オレは何時でもで伊織が欲しい。 伊織が欲してくれるなら、オレは足を開く」 と、本音で弥勒に話した 艶を増した澄香が、康太と榊原に紅茶を差し出した 「弥勒は、澄香と結婚して、彼処まで深く澄香を犯さなかったのだな…」 康太がボヤく 弥勒は頭を掻き 「あんな回数、セックスした事もねぇからな 澄香なんて気絶してたし…」 弥勒は過去最高に濃かったセックスを…思い浮かべた 「澄香、セックスでイクって解ったか?」 康太は布団に行く前に、澄香の耳元で、今日のお前はイキまくりになるぞ… なんて囁いたのだ 澄香は「濡れるってのも今日初めて味わった…何か凄かったな」と、笑った 「当分はオレの姿で…イキまくりだな」  康太は優しく笑った 紅茶を飲むと康太は立ち上がった 「なら、明日の昼な。頼むな弥勒。」 「康太…ありがとう。 我が身を差し出してくれて、本当にすまなかった」 弥勒は、康太に深々と頭を下げた 康太は弥勒の肩を押し上げ、「未来の為にな」と、笑った 「じゃあな澄香。またな。」 「康太…私は子を生む。 京香の様に子を生むからな。」 康太は頷いた そして榊原と共に歩き出した 玄関へ行くと弥勒が康太を抱き締め 「やはり生涯、お前が一番だ。俺も澄香も」 と告げた 康太は何も言わず、背を向け、弥勒の家を出て行った 飛鳥井の家に戻って来た時には、既に2時を回っていた 駐車場に車を停め、家の中へ入って来ると 一生が出迎えてくれた 「寝てれば良いのによぉ」 康太が言うと、一生は二階には全員いる…と告げ、康太はそこへ向かう事にした 二階の一生の部屋へ行くと、瑛太までいた 12畳のフローリングに瑛太と一生と聡一郎と隼人と力哉が座って待っていた 康太は全員に「ただいまぁー」と告げた 「瑛兄、お腹が空いた…」 と、康太がボヤくから、瑛太はファミレスに行きますか?と誘った 瑛太のベンツに6人は無理だから、もう一台出した ベンツには隼人と康太と榊原が乗り 榊原が乗って帰った軽自動車を聡一郎が一生と力哉を乗せて運転して、わいわいとファミレスに向かった 食事を終えた康太達は家へ帰り、応接間でゴロゴロ過ごした 康太は瑛太の膝で…眠っていた…淀を垂らして… 榊原は隼人に抱き着かれ転がっていた その横で一生が転がり、一生を枕にして聡一郎が転がっていた 聡一郎の横で力哉が寝そべり 応接間は凄いことになっていた 朝、応接間に来た悠太が驚いて、事態を把握するのに時間を要したのは……言うまでもない

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