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おまけー3
脚を上げた苦しい姿勢のまま、叩きつけるような最後の抽挿を送り込まれ、熱い飛沫に最奥を濡らされる。
「あ、あ……」
宙を見つめ、身体の内側を満たすものを受けとめた玲は、そのままぽろぽろと涙を零した。
周防がぎゅっと玲を抱きしめる。
「うえ……」
嗚咽が溢れた。
(こんな、すごいの……)
涙が止まらなかった。
「玲、玲……?」
周防が心配そうに覗き込んできても、玲は泣き続けた。
「悪かった。玲……、怖かったのか?」
楽な姿勢に戻され、額にキスを落とされ髪を撫でられる。玲はかすかに首を振った。
「だ、いじょぶ……。でも……」
「でも?」
「こんな、すごいの……」
周防が竿をゆっくりと引き抜いた。コポ、と小さな音がして、孔から体液が零れ落ちる。
優しく抱きしめられ、涙をキスで拭われる。玲はぎゅっと手足に力を込めて周防を抱き返した。
「ごめんね、玲」
いいのだと首を振りながら「でも」と繰り返す。
「でも、何?」
「こんなの、続けたら……」
「うん」
「ほんとに、赤ちゃん、できちゃう……。まだ、一日目なのに……」
「ああ……」
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