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第4話

「お待たせ」 「へええ、いいなそれ」  どうやらこちらもお気に召したようで、わかりやすくテンションが上がってくれる。女装好きなんだろうか。スタイルには自信があるけれどさすがにコスプレでもスカートを履くようなキャラはやってこなかったからそういう喜ばれ方をすると微妙に恥ずかしい。  とりあえずそのスカートを隠すようにベッドの脇に座ると、ベッドに座っている作弥の脚を開かせさっさと作弥自身を外へと解放してやる。半勃ちのそれは、すでにこの時点でなかなかのサイズ。イケメンに隙なし。  垂れ下がる髪を耳にかけ、挨拶代わりに先端にキスをしてからゆっくり舐め上げ、緩く勃ち上がった時点で咥える。喉に届くのは少し苦しいけれど、慣れれば喉奥を使って締められるようになるから回数を重ねるに限る。 「んっ……ふ」  洩れる吐息はスパイス。吸い上げるようにしゃぶって刺激すると、すぐに作弥Jrが元気に芯を通してくれた。それと同時進行で、スカートの中に手を入れて後ろを慣らす。スカートだとこういうところは便利だな。  そうしていると髪を梳くように撫でられ、すぐにその動きが愛撫のように変わって、咥えてしゃぶる俺の耳の後ろや後頭部をくすぐるように刺激してきた。  負けずに唾液を残すようにゆっくりと抜いた後は、再び熱い咥内に迎えて舌でくすぐり舐め上げるように刺激すると、作弥もわかりやすい反応を返してくれて満足げに一度口を離す。 「もういいよ。それよりこっち」  すると意外と力強い手でベッドに引っ張り上げられ、そのまま作弥が覆いかぶさってきた。その流れるような強引さと俺を見下ろす顔がめちゃくちゃ男らしく、不覚にもきゅんときてしまった。いやだなぁ、タイプのイケメンは。服に合わせて乙女になるつもりはないのに、平然と性欲を刺激してきやがる。早いところ主導権を奪い返さなくては。 「んっ、ちょ、っと待って。服」  このままだと勢いで破られかねないし、しわくちゃになるのもできるだけ回避したい。なによりこのままじゃいいようにされるだけになってしまう。だから俺は作弥をどけるように起き上がって、逆にその場に仰向けに寝転ばせると腰の上に乗った。 「こうした方がよく見えるでしょ」 「確かにいい眺め」  どうやら見た目に比例して経験は豊富らしく、上に乗せるこの体勢でも余裕の態度は変わらない。それどころか「この角度で見てもすげぇ美人だしやらしい」なんて誉め言葉の追加が来た。  それからエスコートするように腰に手を当てられ、促すように滑らせられる。 「いいよ、ゆっくり挿れて。……あ、待った。スカートで見えない」  言われなくても、なんて腰を下ろそうとして、平然とした口調で注意されたそれに思わず動きを止めた。すると「自分でまくって」なんてかっこいい顔で囁かれて、その慣れた様子に思わず小さく舌打ちをしてしまう。  ホテルにも男相手にも戸惑わない辺り、思っている以上に遊び人なのかもしれない。それにしたって、よくもそんな恥ずかしいことを思いつくな。

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