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第7話+α
顔や体温、脈を確認する限りただの寝不足のようだ
膝裏に手を掛けて気づいた
後ろになにか刺さっている
「お邪魔します......おそらく寝室は......ここ?」
扉を開くとベッドがあったのでそこに小さな身体をそっと下ろす
「そして......失礼します」
滑らかな双丘をなぞって目的のものが指を掠める
無機質なそれは思ったより太い
意を決してそれを引き抜くと
はぁっ!はぁぁぁぁっいっん
と、これまた艶のある声を出した
呼吸が落ち着くのを待って、布団をかけて休ませる
その後少しして目が覚め、気が動転していたのか夢半分だったのか
『ハジメテをもらってください』
なんて言われた
びっくりした
それはもう、思わず聞き返すくらいには
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