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第8話
僕の衝動的な......でも、本望である願い事を聞き返してピシッと凍りついた美形
あ、綺麗
美形ってなにしても様になるよね
彫刻みたい
そんなことを考えながらも美形さんが聞き返してきた辺りからなんとなく落ち込んでいる
やっぱり......ダメか......変に思われたよね?
恋人だっていそうだし......
大体、僕を差し出しても......好みあるし
「ええ、喜んでもらい受けましょう」
「そうかそうですよね、やっぱりダ――え?」
「貴方のハジメテをいただきますよ」
「......ありがとうございます!」
まだ、夢みたいだ!
理想の美形が僕を抱いてくれるって!
落ち着け~落ち着け~片桐 なお
人生何事も最初が大事だ
布団を捲って
彼の手を引いて、ベッドへ誘う
「......じゃあ、あの......きて......ください」
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