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第27話+α
名波に2人を送らせて、なおと2人きりになる
ぎこちなく立ち上がってリビングを出ていこうとしているなおを呼び止めて壁に縫いつける
まだ、私たちの関係は恋人ではない
だから、私が嫉妬してこういうことをするのはおかしい話なのだが......どうにも限界だった
私以外の男がなおの手を握ってあまつさえ抱きしめたのだ
……名波、赦すまじ
合わせた視線が不安気に揺れる
それを安心させるように笑って耳元で囁く
お風呂より先になおを貰うよ、と
さっきまで不安そうだった表情が今度は、羞恥に染まる
最高に可愛い......
私は、なおを1枚1枚丁寧に剥いでいった
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