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第32話
気がつけばお会計をきっちり済ませてエコバッグ両手に先生のマンションの部屋のドアの前
『の』が多くてすいません、でも所有者は僕ではないので......
って、だから......なんで帰って来るのがここなのさっ!
頭の中でも2つの言い争う声が響く
こう言うの漫画とかの中だけだと思ってた
“イイじゃん!先生もここに居ていいよって言ってるし。ごはんとか作ってんじゃん”
“いや......そう言う問題じゃないでしょ。大体、恋人同士でもない2人が1つ屋根の下っておかしいからね?”
そうだよ、弱そうな僕......もっと言ってやれ!
“じゃあ、一緒に居たくねえのかよ?”
“そりゃあ、居たいけどさっ......でもさっでも......”
おいおいおい!弱そうな僕折れようとしてないか?強い方に負けようとしてるだろっ!
こういうのって普通、対等なんじゃないのか!?
見た目通り弱いのかよっ!
“なお、僕たちには......荷が重過ぎる。ごめんネ”
“アバヨ!”
おい、結論出さずに消えるのかよ!
漫画のより役に立ってないんじゃないのか!?
どう物語が転ぶかはわからないけど一様、選択肢用意してくれるんだぞっ!
少し話して流されかけて、放棄しただけじゃないか
「あの、なお?家、目の前だよ?入らないの?」
突然後ろから先生の怪訝そうな声がした
「!?はっはい入ります!きっ今日は、お鍋です」
「そうですか......楽しみですね。なおの料理は、どれも美味しいので。お手伝いしますよ」
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