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第36話
またやってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
真っ裸で身体の何処にもベタつき感zero
隣のスペースは、人がいた感じは残っているものの温もりはもう無い
ノロノロ起き上がって食卓に行くと『いってきます』と書いてあるメモ
美味しそうなベーコンエッグと上質なバターの香りを撒き散らす小ぶりなバケットとホットチョコレート
包丁を使わない料理......これね!
望月先生器用なことするな~
そのまま座って用意されていた朝食をいただく
「ん、おいひい」
今日は、2限目から4限目までが講義だった
「ねぇ、山教授の講義内容頭に入ってきた?」
「いや、頭なら、入ってきた視界に」
「だよね。僕多分、一生かかっても講義全部聴ける自信無いや」
「俺も!な?なお」
「............」
「な~お~、もしも~し!なお~!なおちゃ~ん!」
「え?うん、そうだね。山教授冴えてたね」
「「......」」
普段、キラキラしている2人の目が現在死んだ魚のよになって僕を虚ろに見つめている
「片桐なお確保~事情聴取......強制連行する、遥!」
「よし!」
2人に脇を抱えられてその名の通り僕は、連行された
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