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第25話
翌日。静は約束通り朝から俺を呼びに来てくれた。
まだ少し頬は腫れてるけど俺を待つ姿が妙に様になっててやっぱりいい男だなって思った。
俺と静は同じ学校だけど定くんと龍くんとあいくんは違う学校。反対側で俺たちが通うとこより近いので家を出る時間は違う。
あいくんが心配して外まで見送りに来てくれた。そして表情を和らげた
「…静。ごめんな…」
あいくんはそっと静の頬を撫でて謝罪する。
「ううん。あいくんが怒るのも無理ないし…でも…もう安心してね。もうあさちゃんが嫌がることなんてしないから」
「うん。お前の表情見てればわかる…俺たちが側にいられない時間はあさのこと頼んだぞ」
「うん。任せて」
「いってらっしゃい」
「いってきます」
定くんの家の前を通るとさっきはいなかったはずの定くんがいた。
「はよ。二人とも」
「おはよう」
「…仲直りしたみたいだな」
静は一瞬目を伏せ定くんを見た
「うん。定くんもごめん…」
「…あさがいいならいいよ。俺はたまたまそこに居合わせただけだし」
「定くん。龍くんと出会わせてくれてありがと。付き合うことになったよ」
「そっか。良かったな」
定くんは柔らかく笑って俺と静の頭を撫でた
「静。あさ。いってらっしゃい」
「うん」
もう一度振り返ると俺たちを見送る定くんの隣にはあいくんが来て見守ってくれてた
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