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第49話
三谷side
早く彼を悦ばせないと。彼が悦べば汀子様は勿論愛桜海も悦ぶ。
そして知り合いである彼と戯れればきっと幸せな気持ちになれるだろう。
そう思い愛桜海の近くで服を脱がせた。
彼もとても美しい体をしていて息を飲んだ。張り付くようなしっとりとした美しい肌に美しく鎮座する桜色の蕾が彼の肌によく似合ってて息を飲んだ。
そして触れようとしたときまた何かが邪魔をする。
もう…これ以上亜咲斗を苦しめたくない…俺が…言えた義理ではないがもう…亜咲斗には傷ついて欲しくない…壊れて欲しくないんだ…
亜咲斗を真剣に想う者に愛され幸せを手にして欲しいんだ…だから…もうだめだ…やめにしなければ…
だから…これは誰でなんなのか?頭が痛い…割れそうなほど…痛い…
その時突然部屋の扉が開き大勢の男が雪崩れ込んできた
俺は数人に押さえ込まれそのままつれていかれた。
何だかわからないが心底安堵していた。
良かった…また亜咲斗を傷つけるところだった…
いや…もう遅いか…俺はまた過ちを犯したのだ…
あの頃のように…
…だから…あの頃って何?亜咲斗って誰?
自分の中で二人の自分が言い争っていた…
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