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その後…3

龍吾side 「うーっ…でも焦ったよぉ…あさちゃん泣きそうだったから」 「ごめ…」 「うん。信じてくれる?」 「うん」 本当に…俺の恋人は可愛い…あれだけ過去は気にしないって言ったのに妬いてくれるなんて… こんなに可愛い人…見付けられて俺はとても幸せ者だと思う。 ふーっと安心してあさちゃんをぎゅっと抱き締めて見つめる… 「良かった」 ほっとして…改めてあさちゃんを見ると… …どうしよぉ…あさちゃん…可愛い…俺の服だから袖余ってるし…その下は何もつけてないと思うと…やばい…俺の俺がまた… 「俺の服…一枚…中…何も…着て…ない…」 「する?」 またも亜咲斗さんモードで胸元をちらりと見せながら誘惑する…本当に…この人は… 「もう!!だぁめ…だよぉ…」 「しよ?」 「もう!一回だけだよ?」 結局誘惑に負けリビングであさちゃんを堪能した。 「龍くん…好き…」 「俺も。あさちゃんが大好き…っ!!あ!!こんな時間だ!!ご飯暖め直してくるね」 「ありがと」 一緒にご飯を食べ終えてマッサージを施す。体が楽になったのかあさちゃんは動けそうだ。 「じゃあ帰ろっか」 「やだぁ…」 「わがまま言わないでよぉ…俺もやだけど約束だもん」 「わかった」 渋々了承してくれたあさちゃんを家まで送るとご両親が待ってて中に促された。お言葉に甘えてお邪魔した。 「ところで龍吾くん」 「はい」 「あの…あさ…とは…その…恋人…なのか?」 「はい。」 「あぁ…そっか…うん…そうだな…そうだよな…」 お父さんが怖い顔をして俯いた 「真剣にお付き合いさせていただいています」 「あぁ…うん…うん…はぁ…」 「あの…」 「あさも…余所のお嫁さんになるのかぁ…」 「父さん?それは気が早くない?俺たちまだ学生…」 「別れるの?」 「そんなわけないじゃん!!俺はずーっとずーっと龍くんといるんだもん!」 「…だったら堂々としてなさい。龍吾くん。改めて…愛桜海を…よろしく…頼む。泣かせたら承知しないからな」 「はい」 「…寂しい…」 「父さん?」 「寂しいなぁ…そうしてみんな…ううっ…」 「ちょっと!!泣かないでよぉ!!」 突如泣き出したお父さん… …あさちゃんが泣き虫なのはお父さん譲りだったのか…お母さんはにこにこと笑ってるし… 「なーちゃんもいつかはお嫁にいっちゃうでしょ…あいくんだってお嫁に…」 「何で俺が嫁に行くんだよ。嫁とるわ」 「じゃああいくんはずーっとうちにいる?」 「それは相手次第だろ」 「ほらぁ!やっぱりぃ!!」 「お父さん…威厳の威の字もないわよ。ほら。涙拭いなさい」 「だってさぁ…」 「龍吾くんの目の前よ?シャキッとしてよ」 「うぅ…わかったよぉ」 子供みたいにごしごしと泪を拭うと精一杯のキメ顔で俺を見つめ直した…とはいえ…さっきの見たからそれすら可愛いなんて…言えないけど 「本当に…よろしく頼むよ。またいつでも家に遊びにおいで。でもっ!!まだ結婚前なんだからお泊まりは月に一回…」 「お父さん…」 「じゃ…じゃあ…二回…くらいに」 「はい。わかりました。」 「門限はちゃんと守ってよ」 「はい。大切な愛桜海さんのお父様とのお約束は守ります。ですからご安心ください」 「うん」 こうしてあさちゃんのご家族公認となり堂々とお付き合いをすることとなった。 「あさちゃん。今度はうちの家族にも紹介させてね」 「大丈夫かな?」 「大丈夫だよ。二人なら…ね?」 fin.

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