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天青side ねぇ…君はこんなにも綺麗…色々あったのに瞳は濁ってない純粋なままだよ… ねぇ…君は幸せになっていい人なんだよ…そんなに不安にならないで? 「君はもっと自信を持って。まだ多くの可能性が眠っていると思うから…」 今度は頬に触れて呟く…まだまだ暉さん自身も回りも気付いてない多くの可能性… それを俺が手伝うんだ…貴方を幸せに導くために…そう思い目を合わせたら唇に暖かいものが触れた。キスされたと気づいて動揺する。え?何で?どうして?え?え? 「っ!な…ど…え?」 動揺が大きくて言葉が出なかった 「貴方が悪いんです…そんな…瞳で見詰められたら…我慢できませんから…」 え?そんなこと… 「…不用意に…近付かないで…俺…貴方に何するかわからない…貴方は美しすぎる…」 そんなこと言われたら… 「…やば…ときめいちゃった…」 期待してしまうよ… 俺の言葉はうまく聞き取れなかったみたい…でもその方がいい 「何ですか?」 不思議そうに聞かれるけどこれ以上誤魔化せないからさっさと部屋に促すことにした。 「何でもない…えっと…ここ…ここが君の部屋だよ。好きに使ってね。リフォームとかもして良いからね」 「ありがとうございます」 会釈して部屋に入っていったのを見届けて俺も自室に戻る。そしてドアに凭れ踞った…そしてそっと唇に触れた… なんで?キスしたの?まだドキドキしてる… 「好きだ…」 泣きたいくらい…好き…どうしたらいい? 迷いを断ち切るように首を振り着替えてリビングに戻った。ソファーに腰かけてさっきの余韻に浸ってしまう。 気持ちを落ち着かせるためさっき淹れたもう温くなってしまった紅茶を口にしてテーブルに置いていた資料を手に取り邪念を払うように目を通していた。少しして声がかかった 「天青さん」 「おかえ…」 振り返ると私服姿の彼がいて…息を飲んだ。身元を引き取りにいったときはスーツをきっちり着こなしてて、ご実家にご挨拶をしにいったときは大きめのネルシャツにワイドパンツだった 今来てるのは黒のカットソーに細身のデニム。あまりわからなかった体の線が見えてそのスタイルのよさに驚いたのだ 「足長っ!」 これ以外の言葉が出なかった。 「そうですか?平均的だと思いますが」 「いやいやいや…」 おかしいおかしい…全体的に位置が高い。 「ほら。俺と身長そんなかわんないのに腰位置高いじゃん」 近くにいって並んで比べてみる。 自分で言ってるのにちょっと凹む。 だって数センチしか変わらないのにこんなにも違うんだから 「こんなに違う!カッコいいなぁ…困る…」 ほんとうに…困る…スタイルのいい人が周りにやたらといたからスタイルいい人に弱いんだ 「こまる?」 あ…また変な顔させちゃった… 焦ってしまう…ていうか暉さんがきてから焦って誤魔化してばかり。 好きという感情に蓋をしたいのに次々に俺好みの要素をブチ込んでくるから蓋が直ぐに開いてしまう…こんなに意思が弱い人間ではなかったはずなのに…暉さんの前では脆いものだ。惚れた弱味というやつなのだろうか? 「…何でもない。あ。これね、これまで作ってきた建物の資料ね。中にそれぞれの店のコンセプトも書いてあるから何か参考になればいいけど」 気持ちを切り替えるために暉さんへお願いしようと思っていた仕事の話をしよう 「それとこっちが君の初仕事。今度改装されるレストランの内装のデザインとインテリアのデザインを考えて欲しいんだ。一応一緒に手伝ってくれる子も何人かいるから明後日紹介するね」 資料を渡すとそれをパラパラとめくっていく暉さんの指先。男らしいしっかりとした手なのに指が長くて綺麗だ。その指に触れられたら…中の中まで蹂躙されたら…って俺…何考えてるの?欲求不満?最低… 自分自身を軽蔑しそして落ち込んでると急に暉さんがこれまでと違う少しだけ楽しそうな声をあげた 「ここ!直接見てみたいのですが…」 無表情なはずなのに何だか可愛く見えて微笑む。暉さんの可愛さにさっきの邪な考えもどこかへ飛んでいった 「うん。いいよ。じゃあ出掛けよっか」 「はい」

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