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天青side 「ここで会ったのも何かの縁。一緒にお茶でもしませんか?」 そういうのは翠君だ。 「折角のデートなのにお邪魔したくないよ。」 「いえ。俺もお二人と話してみたいのでよろしければご一緒したいです」 真っ直ぐなキラキラな目で見つめられてお願いされたら断れない…けど…暉さんは平気かな? 「暉さん。いい?」 「えぇ。構いませんよ」 案外平気そうだ…やっぱりこういう人が好き?なのかな?だから一緒にいたい…とか?…そんなこと考えたくなくてわざと明るい声で誘った 「じゃあ下のカフェ行こ」 縷紅と翠くんの後ろについてった。このカフェは翠君のお気に入りで一緒に映画に来たとき良く使ってた 暉さんと縷紅はアイスコーヒーにするみたい。でも俺と翠くんのお目当ては… 「俺ケーキセット!」 「俺も!!」 ここを使う理由はケーキがとーっても美味しいから。俺も翠君も甘いものが大好きだ。今日はどんなのかなぁ?メニューを二人で除きこんでお話しする 「ケーキどれがいいかなぁ?翠くん何にする?」 「悩みますねぇ」 「…本当に…可愛い…」 二人して悩んでる隣で縷紅が何か言ってるけど聞き取れなかった やっとの思いでケーキを決めて顔をあげると突然… 「…あの…暉さん。もしかして天青さんのことお好きなのでは?えと…恋愛的な意味で」 「えぇ!!!」 この子は!何を言い出すの!!そんなわけないでしょ!!びっくりして叫んでしまった。恥ずかしい…幸い今日は平日で人が少ないからよかったけど… 「暉さんはあまり表情に出すのは苦手?みたいですけど…天青さんを見る目が優しいし。それにとってもお似合いです」 無垢な笑顔で翠くんが言う。 いやいやいや…それはないから!! 「んもぅっ!!翠くん!暉さんに悪いよぉ…」 本当に!やめてよ!翠君でもそんなこと言ったら… 「いえ。すいません。俺なんかが貴方に特別な好意を持ってしまって」 は?え?今何と?え?どゆこと?は? 「えっ!?えぇ!!!」 「だから言ったでしょ?不用意に近付かないでと。それは俺が暴走する危険性があるからです。知ってるでしょ?俺の今の精神状態とこれまでの生活のこと。まだその名残があるかもしれないんです」 ちょっと待って…なに?え?わかんない?え? 「っ…どうしよぉ…どうしよ…どうしよ…縷紅…」 何がなんだかわからない!! 「まぁいいんじゃね?素直になれば?何でこっちに呼んだのか。側に置こうとしたのか。まだ話してないんだろ?お前のことだから」 えぇ!!俺…どうしたら…困って暉さんの方を見ると確かに優しい表情で見られてる気もするし…勘違いして…いいのかな?俺の都合のいいように解釈していいのかな?

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