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この日は家から出ることもなくこれからの仕事の話をずっとしてた。
そして初出勤を迎える。
「大丈夫?ちょっと緊張してる?」
「えぇ。少し緊張しています」
「大丈夫。俺がいるから」
「はい」
仕事モードに切り替わった天青さんはとても素敵だ。本当に別人のようだ
会社につくとまだ誰も出勤してきてなくて静まり返ってた
各々のデスクは無くて思い立ったら直ぐに作業に入れる造りみたいだ。
「一旦会社内を案内します。」
そういって色々教えてくれた。
社長室とかはあるみたい。
「ここは一応俺の部屋ってことになってるけどあんまり使わないかな。だいたいさっきのとこでみんなと話してる。大事な打ち合わせのときとか来客があったときはここにくるかな。ねぇ…暉さん」
「はい」
「少しだけ…ぎゅってして?」
「はい。喜んで」
そういって抱き締めキスをする
「大好きっ。暉さん」
「俺も大好きですよ」
まだ不安でもあるのだろう。まぁわからないでもないけど…愛した人が皆去っていったのだから
俺も心変わりしてしまう…そんなの俺の中ではあり得ないけど。…きっと天青さんが嫌がっても離してやれないと思う。
先のことなんてわからないと天青さんは言うけれどそんなのこっちだってそう。天青さんが他に心変わりするかもしれないし俺なんていらないって思っていたのと違うってそう言われてしまうときが来るかもしれないし。
そんな日は来て欲しくないけどわからないでしょ?。もし今例の彼が目の前に現れやはり忘れられない。好きだと言われたら?もう気持ちなんてないって言ってたけど嫌いになった訳じゃないし結婚の約束までした人だから…どうなるのか…
「ねぇ。天青さん。俺も不安なんですよ。貴方はとても素敵な方なんだから。だから一人でそんなに不安にならないで」
「…ん…ありがと。そろそろ皆来るね。ありがと」
「また終わったら…ね?」
「うん!」
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