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『あーあ。もう…何でそんな声出すのさ。俺が悪いのに。ごめんね。最低な幼馴染みで』 「桐…ごめん…気持ちに気付いてあげられなくてごめん…俺にとって桐は大切な幼馴染みで弟みたいな存在でしかないの…ごめん」 『いいよ。わかってたからこんな汚い方法使っちゃって…たくさん傷付けて…ごめんなさい…』 「桐…」 『今後も友人としビジネスパートナーとして…側においてくれる?』 「勿論だよ」 『ありがと…』 「桐?泣いてる?」 『泣いてなーい。またね』 明るくそう言った直後通話が終了した。 「…暉さん…」 「はい。」 「俺…桐の気持ちがわからなかった…気付かなかった…好きでいてくれたなんて…どんな想いで…自分を犠牲にしてきたんだろう…桐のばか…俺のために…そんな…」 「…桐さんは…必死で…やり方は正解とは言えないかもしれないけど…自分の思う方法で…自分の身を犠牲にしてまで…貴方を守りたかったのでしょう…」 「桐…」 「だからこそ…貴方は幸せにならないといけませんね。…これは俺のわがままですが…その…幸せにしてくれる相手は俺がいい…貴方が幸せに笑ってくれる…その姿を隣で見ていたい…俺はまだまだ未熟者だし不安なことも沢山あると思う…けれど…俺は…」 言葉を紡ごうとした俺に天青さんは抱きついてきて俺の胸に顔を埋めた…そして… 「…俺と…共に生きてくれる?」 甘い声で囁いた… 「はい…」 「ありがと」 天青さんから可愛らしいキスが送られて…そっと目を閉じた… 「天青さん…愛しています」 「俺も…暉さん…あなたを愛してます…」 二人で抱き締めあってる。とても満たされて幸せで…ずっとずっと離れずにいた… …桐さんが一人涙していることも知らないままに… ねぇ…桐さん…貴方も…幸せになってください…これからは…自分のために生きて…自分を簡単に犠牲にしないで… そうしたら…天青さんも泣いてしまうから…だから……貴方も運命の人と巡り合い…必ず…幸せになって…

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