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第143話
静音Side
あさちゃんが、龍と付き合い始めて結構たった。
俺はもういい加減な交際はしないって決めたからあれからは遊んでない。
ただあのあさちゃんの事件から善くんと会うことが増えた。
とはいえあれから一度も体は重ねてない。
一緒に遊びに行ったり善くんのところに泊まりに行くことが増えたくらい。
そんな生活をして早3年。俺は今二十歳になってアルバイトしながら大学生してる。
あさちゃんへの想いは今は親友となり、恋愛的な意味での好意は無くなった。
龍と一緒に幸せそうに笑っている姿を見ていたら俺も幸せになれた。
俺の失恋の傷は善くんと過ごすことで癒やされたんだと思う
「善くん」
「どうした?」
「今更だけどさ彼氏作んないの?俺が休みの度来てるからもしかしてできないとか?それならごめん!!3年も…」
「静音くん。俺の告白忘れた?」
「へ?」
「はぁ…気付いてないとかある?」
「えと…え?」
「俺は君が好きだよ。」
「えぇぇぇぇ!!??そうなの?」
「うん。毎回言ってるよね?」
「あれは友達としてなのかって思ってたよ」
「だろうと思った」
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