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第148話

「今日は遅くなっちゃったから泊まっていきな」 「うん。」 「龍に連絡して」 「わかった」 メッセージを送ってすぐあさちゃんの着信音がけたたましくなる 「…相変わらず…龍は心配性だなぁ」 「うん。でもねそれがすごく嬉しいの」 そういうと本当に嬉しそうに幸せそうに電話に出てにこにこ話してる。 だったらやっぱり海外なんて行かない方がいいじゃん。龍だけじゃないあさちゃんまでおかしくなっちゃいそう 「大丈夫だよ。龍に送ってもらうから。え?でも…えっと…」 「龍どした?」 「えと…これからここ来たいって言ってるけど…」 本当にこの人たちは… 「わかった。お泊りは?」 「静とお話ししたいからお泊りしたい」 「いいよ。ちょっと電話変わって」 あさちゃんがニコニコしながら電話を渡してくる。やっぱかわいいななんて思いながら電話に出る 「もしもーし」 『静くん!今あさちゃんみて可愛いとか思ってたでしょ』 どこかで見られてるのかと思うくらいの指摘が面白かった 「してたよ。やっぱ、かわいいなって。でも安心してね。今はあのときとは違うから」 『わかってるけど…数時間独り占めしたのずるい』 「相変わらずだねぇ。あさちゃんお泊りしたいって言ってるけど静くんもお泊りする?だったらお着替え持ってきて。あさちゃんに俺の着せるのやでしょ?」 『やだ…あさちゃんお泊りしたいなら着替え持ってく。勿論静は一緒に寝ちゃだめ』 「わかってるよ。部屋開けとくから気をつけてきて。あさちゃん待ってるから」 『ごめんね。突然で…ありがとう』 「ううん。後でね」 それから数分後相変わらずの男前が現れた

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