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「や、やだ! いつかもひとりでするとこ見せたじゃん! 今日は奏ちゃんとしたいんだよ!」
「ふーん」
「奏ちゃんは、オレとしたくないの?」
そう言って、航は足元から不安げな眼差しでオレの顔を見やった。
「………」
オレは煙草を揉み消し、航の腕を掴むと、強引に引っ張り上げベッドに押し倒す。
「わっ」
「したいに決まってんだろ! オレがどんだけ我慢したと思ってん……」
最後まで言葉を言い切らず、航の唇を塞ぐ。
「んんっ」
航が声を漏らす。
ああ、やっぱりこの感触だ。この匂い。この味。
オレは航の口内を犯しながらTシャツを捲り上げた。そして露わになった乳首を一舐めすると、航が溶けた声を上げ始める。
「はふっ、ん……」
オレはそのぷっくりと腫れてきた乳首を前歯で齧ってやった。
「んんっ!」
航の体が跳ねる。
ああ、くそっ、このままこいつの乳首を齧り取って食ってやりたい。
そんな衝動をなんとか抑え、唇を乳首から引き剥がすと、ガチャガチャとじれったい手つきで航のベルトを外しにかかる。そしてその体をひっくり返し、ベッドにうつ伏せに押しつけた。
「ほら、腰上げろ」
ジーンズと下着を一気に引き下ろすと、尻を持ち上げ、一度舐めただけの中指を窄まりに突っ込む。
「あんっ、奏ちゃん、痛いっ」
航が眉を顰めながら後方のオレを振り仰ぐ。だが、その視線を無視して構わず指を出し入れしていると、しだいに航の呼吸が荒くなっていった。
オレはもう片方の手を航の腹側に回し、半勃ちになってる茎も扱き始める。
「あんん、……あっ」
航がビクリと体をしならせた。
その姿態に、喘ぎに、オレの体も反応していく。
優しくしたい。いつもそう思っているのに、航を前にするとどうしても酷くしてしまう。
『奏ちゃんは、オレとしたくないの?』
くそっ……、あんな不安そうな顔、すんなよ……。
「航……!」
オレの口から思わずその名が零れ出た。
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