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生徒会長の特別なお仕事の説明 2
入学して早々に俺は学園の人気者に祭り上げられた。
自分でも引くほど俺は学園でウケた。
オジサマたちに惜しみなく愛と金を注がれたので悪くない毛並や肌艶だと思っていたけれど予想以上だった。
昔の天使的な愛らしさは消えたから不安だったけど俺はイケメン枠で有り難がられた。
身長百七十センチちょっとで細いとか弱くは見えないし基本的に態度が偉そう。
これはオジサマみんなが俺のことをお姫様や女王様ってな具合に優しく優しく接してくれてわがままを言うのがコミュニケーションの一環だった。俺の気まぐれに振り回されるのをオジサマたちは楽しんでいたわけだ。まあ、わがままを言った分だけの仕事という名のエロスは待ち構えているけどそれだって俺にはご褒美だ。
早い話、目立ったり、騒がれたりするのは実は結構好き。俺はいわゆる愛されたがり。人に必要とされないのはマジで無理だから褒められて甘やかされてエッチなことされたい。オジサマたちは俺のそういうわがままをかわいいって言ってくれる。昔ならともかく百七十センチ超えてもかわいいって言ってくれるあたりがオジサマの懐の広さだ。大好き。
タチ的な人気で学園の話題をかっさらった俺。
百六十センチほどの成長期を迎えきっていない少年たちが俺に群がって自分をアピールしてくる日々。クラスメイトの半数が雄として俺を求める雌になった。動物の求愛のダンスのようで微笑ましい、ちみっこたち。
小動物たちがこぞって俺の愛を求める姿は衝撃的だった。
事前に聞いてはいたもののオジサマたちが危惧した通り、生徒たちの雌化が激しい。
この学園の生徒たち、オジサマたちの孫というのは将来的に企業を背負う人間だ。候補の場合もあるが親族経営や血筋を重んじている場合は無能でもトップにしないといけない。直系の人間っていうのはいろいろと掟の中で窮屈に生きている。だからこそ完全管理の全寮制のしかも男子校に入れたのにその弊害として去勢されてしまった。
男にうつつを抜かして、あまつさえ男相手に気軽に足を開く雌になっているのは次代を担う人間として大問題。
かわいい外見の彼らは小中で先輩や同い年でも体格がいい相手にパクッと食べられて後ろの快楽に目覚めてしまったらしい。全員が全員経験済みというわけじゃないにしても少女さながらキャーキャーかわいい声を出す。俺を見て乙女チックドリームに浸る。
外見のいい男に媚を売るような自分の孫の有り様をオジサマたちは嘆いた。そして、俺に彼らを男にしてくれと頼んできた。これが俺の学園でのお仕事。マンションに囲われていた時もオジサマたちの孫やひ孫の童貞をもらうことは珍しいことじゃなかったので問題ない。
ノンケでもネコでも組み伏せたくなると言われるぐらいの俺の魅力を舐めてもらっちゃ困る。
男を受け入れる雌化男子を俺のエロテクで雄にする、それはなんか面白いミッションだ。理事長になったオジサマの近くにいるっていう望みも、普通の生活をさせたいっていうオジサマの望みも孫が子作りできるように後ろより前を使わせたいオジサマたちの望みも全部叶える最強プラン。
ウリ専で底辺な馬鹿な俺だけど人助けができるのは素晴らしい。
俺はオジサマたちが近くにいないことでエッチが出来ない欲求不満も解消されるので尚更いい。
手始めに作り上げられた親衛隊のかわいい相手を順々に味見した。体格に合わずにいいチンコを持っている奴もいればかわいい顔と同じかわいいままのチンコもいた。女とヤりたいけど不安だという奴が大半だったのできちんとレクチャーしてあげた。童貞には優しくするのがマナーだろう。
彼らが群れたがるのは小さくて弱いと上級生たちにパクッとされるから。俺の親衛隊として徒党を組めば何かあったとしても俺とのエッチぐらいだと思ってるから安心。好きな相手に近づきたいとか好きな相手となら身体を重ねたい、そう思うものだろう。
ただ、俺はネコだけどね。マグロじゃなく積極的に動いてやるけど、体格差があっても俺を責めるのは小さくかわいい親衛隊側。
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