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第10話 愛
翌日、夕飯が終わると瑛太と京香を3階の康太達の寝室に連れて来た
瑛太と京香は、ベッド脇のソファーに座っていた
康太はベッドの中央にドテンと、胡座をかいて座っていた
榊原は「照明はどうします?」と康太に聞いた
「暗くしたら見えねぇかんな、点けとけよカヤカヤと!」
「ならよく見える様に明るめにしておきます」
「伊織は時々…明るくても始めるし…構わねぇよな?」
「ええ。僕は明るさで左右などされません!
それさえも君への愛です許しなさい!」
「許してんよ!伊織の愛だかんな!」
榊原は、笑って康太に手をかけた
康太は榊原の服を脱がせにかかった
釦を外し上着を脱がすと……鍛えられた体が露になった
そして、ズボンのに手をかけると、榊原は自ら脱ぎ捨て全裸になった
榊原の手が康太の服を脱がす……
瑛太と京香の目の前に……康太の全裸が目に入った
康太と榊原は、舌を出し合い……絡め…激しい接吻へと突入していた
康太は榊原の唇から逃れると………
顔を下に下げ、榊原の隆起した肉棒を口に含んだ
康太は榊原の性器に手を這わせ……舐める
そして舐めながら……瑛太と京香を見た
欲情した妖艶な瞳で見られ……体に火が着く
榊原の指が、康太の秘孔へと忍び込むと…
康太は身悶え…喘いだ
榊原の口の中に康太の勃起した性器が美味しそうにしゃぶられる
そして指は……秘孔を責め……
「ぁぁん……伊織…欲しい……ねっ…まだ?」
赤く色付き……汗を浮かべキラキラ光る体とピアス
康太の乳首に所有権のピアスが入っている事に……京香は驚いた
そして互いのヘソには揃いのピアスが……
互いの所有権を主張していた
互いの首には…肌身離さず着けている揃いのネックレスが……。
二人は誰よりも束縛しあい……求め合っていた
榊原は、ベッドに凭れかかると、勃起した……赤黒い肉棒を惜しみもなく見せた
「康太…欲しいなら…僕を食べなさい。
君の下のお口で……美味しそうに食べなさい。」
榊原が言うと、康太は起き上がり、榊原に抱き着いた
そして、自分で蕾を開き……
瑛太と京香は……絶対に挿らないだろ……
と、思った
康太の器に……榊原のデカいのは、流石に……無理だろう……と。
だが、目の前の……榊原の上に乗った康太は……
榊原を受け入れようと……自らの襞を蕩けさせ捲りあげ……美味しそうに……
榊原を食べ始めた
総て榊原を受け入れると、康太は息を吐いた
康太の……榊原を受け入れた穴が蠢く
瑛太と京香に解るように、わざわざ目の前で騎乗位で繋がったのは……
康太の穴が歓喜する所まで見せたかったからだ……
榊原が動かないと……康太が腰を動かし…… 快感をねだった
瑛太と京香の目の前で……淫靡な康太が…榊原を誘惑していた
腰を蠢かし……榊原の唇を舐める
「ねっ……もっと奥……伊織のカリで突いて掻き回して……ねっ……お願い… 」
「足らない?自分で動かしてるだけじゃ足らない?」
榊原はそう言い、ズンっと奥まで突き上げた
「あぁっ……ぁっ……イッちゃった……」
康太は仰け反り……射精した
「君は…早すぎるんです…僕はまだなのに……」
榊原は、康太を抱き締めると、体を押し倒した
榊原の腰に康太の脚が絡み付く
榊原は激しく抽挿を繰り返し……イッた
康太の上に……榊原が重なる
瑛太と京香は……これで解放されると……思った
榊原は康太と繋がったまま、引っくり返ると、康太を上に乗せた
康太の腸壁が……榊原を、育てる
「ぁんぁん……伊織……また……」
「君が育てたんでしょ?」
「伊織…伊織…愛してる……好き……大好き……離さないで……ぁぁっ……また来る…」
榊原は腰を使いながら……
「康太…僕の康太……愛してます……君だけしか愛せません……」
二人は求めない……離れる事なく……行為を続ける
この夜……榊原は禁欲してただけあり…抜かずの7回をやってのけた
康太から抜くと……康太の穴から……白濁が流れ落ちた
康太は疲れた顔して榊原に抱き着いたまま、瑛太と京香に話しかけた
「どうだった?オレ達のセックスは?」
京香は発情していた
瑛太も発情していた
榊原は「なんなら、そのソファーで遣ってみます?」と聞いた
康太と「京香が上に乗れば、ソファーでも出来るしな。」と流し目を送った……
瑛太の性器はズボンの中で窮屈そうだった
「京香…お前のだろ?食べて舐めてやれ。」
康太が言うと……京香は、瑛太のズボンのベルトを外しファスナーを下げ、瑛太の性器を取り出し……舐めた
康太が榊原にしたように……舐めて食べた
瑛太は康太を見た
「瑛兄も京香のを舐めれば良いじゃん
その、舌で愛して舐めてやるんだよ。」
康太はそう言い……舌を出し舐める仕草をした
此所で始めるのには抵抗があった……
でも京香に舐められ……理性も尽きた
瑛太は京香の下着を脱がすと……京香の性器を舌で舐め……愛した
「キャァー」と京香が驚いた声を出す
「京香……愛してもらう時は、体を開け、心も感じろ!」
康太に言われ……瑛太の愛撫を素直に受け入れる
京香の愛液は……結婚当初からは想像がつかない程の濡れ方で……
瑛太は京香を満足させていなかった現実を知った
瑛太の指が京香の襞を掻き分け……潜り込む
舌と指で愛され……京香はよがり声を上げて鳴いた
「瑛兄…京香と、繋がり求め合え……欲しいだろ?京香が?
京香も瑛兄が欲しいだろ?」
康太に唆され……瑛太は京香を上に乗せた
京香の割れ目に……瑛太の肉棒が吸い寄せられる様に入り込む
瑛太は堪らず腰を揺すろうとすると、康太がストップをかけた
「瑛兄、京香の中を楽しむんだ……
京香の襞が瑛兄を包み込むのを待つんだ……京香の襞は瑛兄を絡めてる?」
「あっ……動いてる……」瑛太は呻いた
「そしたら少しずつ掻き回して……」
まるで、康太を犯している気分になって来て、瑛太は京香の豊満な乳房を吸った
京香がよがり声を上げて鳴く
瑛太が苦しそうに呻いた
瑛太は京香の襞を掻き回し、味わった事のない快感の中……京香の乳房に顔を埋め……イッた
京香の、中で……ドクドク脈打つ瑛太がいた
愛しくて京香は、瑛太を締め付けた
瑛太が京香に育てられ……力を戻す
瑛太は体力の続く限り、京香を抱き……射精した
夢中になってる二人を置いといて、榊原は、康太を浴室に連れて行き、中も外も体を洗い、バスタブに浸かった
「何とか…エッチ出来てましたね。」
榊原が康太の頬を撫でながら言う
「やっとな。瑛兄も、男として奮起してくれたしな。」
榊原は、心の何処かで……
康太は瑛太と京香のセックスは見たくはないのかも……と、想っていた
でも康太は紫雲や弥勒達と変わらず……二人のセックスを見ていた
康太にとって……兄であり……果てのパーツなのだと、想い知らされた
「瑛兄は良いの持ってんのに眠らせてたなんてな。
京香に使ってこそ、価値があるのによぉ
!」
瑛太はかなり大きいのを持っていた
勃起すれば、榊原とパレスは変わらないか……少し瑛太の方がデカいかだった
「僕の…これは?君のモノでしょ?」
康太に握らせた榊原の性器は堅く……脈打っていた
「伊織…オレ……もう無理……」
「しませんよ。でも、これは君のでしょ?」
「オレだけのモノだ!」
榊原は、康太にキスした
「流石と…抜かずに7回は…キツいですね。
直ぐにフニャフニャになりますよ?」
榊原は苦笑した
「伊織……逆上せる……」
榊原は、慌てて康太を上がらせた
バスタオルで体を拭き、ドライヤーで髪を乾かし、浴室から出ると、行為の終わった瑛太と京香が掃除をしていた
榊原は、ベッドのシーツを替えると、康太をベッドに座らせた
全裸の康太が布団を纏う
榊原は瑛太と京香に
「掃除は明日します
気にせず寝室へ行って、抱き合って眠りなさい
僕も康太を抱き締め、眠ります。」と告げた
瑛太は榊原に、頭を下げた
京香も榊原の懐の広さに……感謝して頭を下げた
康太はもう寝息を立てて寝ていた
瑛太と京香は、謝り…瑛太の寝室に帰っていった
榊原は、微笑み二人を見送ると、康太の横に体を横たえ抱き締め……眠りに落ちた
翌朝、何時もに増して、榊原は掃除に余念がなかった
康太は桜林の制服を着て、リビングに座ってた
コンコンと開け放たれたドアをノックして一生や聡一郎、慎一が入ってくる
一生が「疲れてんじゃん康太…」と揶揄する
「流石とな、抜かずの7発は……怠すぎる」
抜かずの7回!!!
皆は言葉を失った
「しかも……うなじに噛み付かれた
伊織は歯が痒いのか?」
康太が唸ると「違いますよ!」と頭上から声がして上を向いた
すると、掃除の鬼の榊原が、そこにいた
「歯が痒いんじゃないですよ
君が美味しそうだから、ついついね。」
榊原は、しれっとして言った
「掃除して来るので、康太を見てて下さいね。」
榊原はそう言い、リビングを出て行った
「本当に旦那はマメだわ
寮で同室者が出て行く理由が解るってもんだわな。」
一生が唸った
「伊織は掃除と洗濯が趣味だからな
オレも綺麗に磨かれてピカピカだしな。
誰も文句は言わねぇし好きなだけ磨けば良いもんよー。」
康太は笑った
暫くして満足した顔をして榊原が戻って来ると、全員でキッチンへ朝食を取りにいった
キッチンに行くと、やけに疲れた瑛太が朝食を取っていた
「瑛兄、おはよ。」
康太が言うと瑛太は苦笑して「お早う。」と返した
京香もその横で座っていた
京香も愛され疲れの様子で、部屋に行ってからも収まらなかったのを伺えた
康太は微笑み……用意してもらった朝食を食べた
もうじき期末で、康太も参考書を見ながら食事をしていて、榊原に参考書を取り上げられた
食事に専念する、康太を皆が暖かい目で見守っていた
期末も終わり、康太はかなりの好成績で、期末を終えた
あと1週間もすれば、X'masで、2週間もすれば大晦日だった
試験休み期間は、補習三昧で終わった。
欠席し過ぎて足らない時間を埋めて過ごし、冬休みに突入した。
瑛太と京香は、前に比べたら、良い感じになっていた。
翔は、康太の手に還され、京香は瑛太と共に暮らし、瑛太の戸籍に入った
康太の見る果ての軌道に乗った……
総てが………康太の見る果ての軌道に……
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