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第34話 愛を知らない

康太は、応接間へと入って行くと、ソファーの上に座った サンルームにはベビーベッドが置いてあった 康太は…そのベッドに流生と翔を寝かせた 「お前達は、今日から兄弟だぞ 仲良くしろ…。 そして、明日の飛鳥井を紡いで行け。」 康太はベビーベッド寝かせた子供に話し掛けてから、ソファーに座った 悠太が康太の為に、玉露を入れて来て、兄の横に甘える様に座った 康太は悠太を抱き締め…甘やかした 額にキスを落として…甘やかす ナリはデカいが、康太の血を分けし弟だから… 「どうしたよ?悠太。 今日は甘えん坊か?」 康太が言うと……聡一郎が悠太の尻を蹴りあげた!! 「聡一郎…オレの愛し弟だ。蹴るな…」 「そんなデカいナリの要らないでしょ?」 聡一郎がそう言うと…一生が聡一郎を宥め…ソファーに座らせた 康太の瞳が…聡一郎を見た 聡一郎を通り抜け……星を詠み……過去を見る 康太は一生を呼ぶと…ゴニョゴニョ…ボソボソ…シカシカ…かくかく…話をした そして、解った…と、言い、部屋の外に出て行った 康太は悠太を離すと、着替えて来るな…と、ソファーから、立ち上がった 「聡一郎、見ててくれ。」と頼み…応接間を出て行った 3階の寝室に戻ると、榊原は康太のスーツをハンガーに干した そして、自分のスーツもハンガーに干すと…、服を着替えた 「悠太は何を仕出かしたんですか?」 「あのバカは…葛西と共に…合コンに行き…巨乳のお姉さんに…付きまとわれてる… 聡一郎も怒る筈だ…。 そもそも…アイツ等も…愛を知らねぇ子供だ セックスで突っ走るしか知らねぇ… 悠太が…聡一郎に突っ込み怪我させてるだけだ…。ひでぇな。 堪えるのが聡一郎も趣味なのか?」 「訳ないでしょ…SMですか… 気持ち良い方が良いに決まってるでしょ?」 「困ったな…聡一郎は…頑なだし…誤解が…別れになる…。 若すぎるんだよ…悠太が。」 「15じゃねぇ…。」 「今、一生に葛西を呼びに行かせてる。」 榊原は康太に私服を着せた 暑がりの康太は…薄着だ 白いキルトのシャツにハーフパンツを履いて…足のアンクレットがキラキラ光っていた 康太は…榊原に腕を伸ばすと、榊原は屈み康太に接吻した そして笑って、康太に手を差し出した 康太は榊原の手を握った そして、階下まで降りると、丁度、一生が葛西を連れて帰って来た 康太は葛西に微笑み…「悪いな…」と声をかけた 葛西は…目にした康太に…刹那い瞳を向けた また……この人は…可愛くなった… 葛西の胸がキリキリ痛む… 康太は葛西の腕を取ると…応接間へ入っていった 榊原が葛西を悠太の隣に座らせた 「葛西、悠太は何故、合コンに行く事になったんだ? コイツはオレから巨乳禁止令を受けてる筈なんだけど?」 「あれは…不意討ちと言いましょうか…… 知らなかったんです。 生徒会と執行部で…打ち上げをしたんです そしたら、後輩が…気を回して…女子高の生徒を呼んでしまったんです 悠太は…最後まで帰ると言ってました。 恋人が出来たんでしょ? 何処の誰かは…教えてはくれませんが…悠太は変わりました」 「葛西、悠太の恋人を知りてぇか?」 康太が言うと、悠太が立ち上がり…「康兄!」と、慌てて止めた 康太は立ち上がると…悠太の前に行き… 思いっきり…悠太を殴った 「てめぇの恋人は隠さなきゃなんねぇのかよ! 隠すなら別れろ!ふざけるな! てめぇ家から放り出すぞ!」 悠太は…唇から血を流していた… 榊原は、悠太の唇をタオルで押さえてやった 「葛西、悠太に取り付く巨乳は、オレが追っ払う 悠太、そろそろ、首を洗って覚悟を決めるか?」 康太は…見ている人間の背筋も凍る様な冷たい残忍な瞳を…していた 足を組み…嗤う様は…悪魔の如く…冷徹で残忍に翳り…凄味を増していた 「軌道修正はオレの務め 違うか?悠太」 「違いません。」 悠太は…床に正座していた 聡一郎が立ち上がろうとするのを、一生の腕が止めた 「葛西、巨乳を近くのファミレスに呼べ。」 「あの……僕は…知らないんです…。」 「なら、後輩に聞け 合コンを企画した奴なら心当たりは有るだろ?」 葛西は「はい。」と言い後輩に電話を入れた 康太は…唇の端を吊り上げて…嗤っていた 葛西は話が着くと「康太さん、近くのファミレスに呼び出しました。」と康太に告げた 榊原は、康太を抱き上げると 「この私服じゃ外は行けませんね 着替えて来ます。」と言い応接間を後にした 榊原は寝室に康太を連れていくと、ハーフパンツをズボンに履き替え、ダウンジャケットを着せた そして、首にカシミヤのマフラーを巻いてやった 榊原もフォックスの毛の着いたジャケットを着た 康太は…榊原の首にお揃いのカシミヤのマフラーを巻きたくて、背伸びした 榊原は、康太の目線まで屈むと、康太は榊原の首にお揃いのマフラーを巻いた そして、その唇に…チュッとキスして離れた 準備が出来、一階に降りて行くと、応接間のドアを開けた 「悠太、上着を着て来い。」 言われ…走って自室に上着を取りに行った 一生が来ようとすると、康太は「一生は良い…来るな。」と、止めた 「お前に…今日と言う日をくれてやった 来なくて良い…」と。 康太は…聡一郎には目もくれずに…… 悠太が来ると出て行った 榊原の車の後部座席に葛西と悠太を乗せ、康太は助手席に乗った 榊原の車のルームミラーには…青鼻のトナカイの人形が吊り下げられていた 榊原が車を走らせると、康太は目を閉じていた 信号待ちで…榊原の指が…康太に触れると…康太は目を開けた 「もうすぐ着きますよ。」 「あぁ。解ってる」 ファミレスの駐車場に車を停めると、康太は車から降りた 悠太と葛西も降り、榊原も車から降りた ファミレスへは悠太と葛西を先に行かせ、康太と榊原は……少し後に…入って行った ファミレスのウェイターが席を案内しようと寄って来るのを、止め、康太は悠太の席に向かった 悠太の前に座る巨乳は「きゃぁー」と奇声を上げて喜んでいた 近隣の学校でも…飛鳥井康太と榊原伊織は有名人だったからだ。 康太は悠太の隣に座ると、榊原もその横に座った 巨乳は「えっ!なんで!なんでよぉ!」と、友人と興奮していた 康太は巨乳に「悠太にこれ以上着き纏うなら…出る所に出て対処する 今後一切、悠太に着き纏うな!」と告げた 「良いわよ。 あんたか榊原伊織が付き合ってくれるなら…」と、代替え条件を出してきた 康太は嗤った 「オレで良いのか? オレは飛鳥井家の真贋。 言われなくても、オレはお前の総てを見てしまうぜ? オレと付き合うならそれを覚悟しろよ 隠し事は出来ねぇぜ! 隠し事をしても、オレには見える それでも良いなら付き合ってやる」 康太が言うと冗談じゃないと…榊原に乗り換えた 「なら、執行部の鬼で良いわよ。」 「付き合ってあげても宜しいが、その服装は直しなさい! その下品な化粧も…センスのない服装も…駄目です!認めません! 服は僕の買うのを着なさい。 僕の選んだ服を着て、隠し事は一切許しません。 僕は24時間一緒にいても飽きません 出来るだけ時間を作り一緒に居て下さいね 携帯は見ます 何処の誰と逢うか聞きます それを飲んでくれるのなら…付き合ってあげます。」 あからさまに…総てを見てしまう男と…… 束縛すると言う男 好みも趣味も…服装も…総て…男の趣味で…雁字搦めにする 幾ら顔が良くても…それは御免だった 飛鳥井康太が……総てを見てしまうなら…… 悠太も…何らかの力を持ってたりするのかしら…と巨乳は青褪めた 「別れてやるわよ! もう、着き纏わないわよ! ふざけんじゃないわよ! 幾ら顔が良くても、人気者でも……… 何でも見えるお見通しの奴はキモいし 執着で束縛する奴は…危ない…。 近寄りたくもないわ!」 と、巨乳と友人は…去っていった 康太は笑っていた 「あっけねぇな キモいか……まさにそうだな 総て見られてたら…冗談じゃねぇわな。」 「僕なんか危ない…ですよ! 執着も束縛も凄いです 自覚はあります。今更です。」 榊原は、ゾッとする瞳で笑った 流石は…鬼だと…悠太は…冷や汗をかいた 榊原はメニューを捲ると…康太の好物を頼んだ 「悠太と葛西も頼みなさい 奢ってあげます。」 榊原の注文したのが来ると、康太の前に置く ガツガツ康太が食べると…榊原は静かに食事をしていた そして、全部食べ終わると、康太の口を拭いてやった 葛西と悠太の食事が終わると、康太は立ち上がった 榊原が財布を出すと、支払いに行った そのお金は…二人のものだった 康太と榊原は、役員として飛鳥井から、給料が出ていた そのお金を、総て榊原が管理していた 二人で使う共通の分のお金を作り、プールしておいて、必要な時に使う。 余ったお金で、榊原は、康太の服を買ったりしていた 下着から服やズボン…スーツに至るまで… 榊原が用意して着せていた 康太は自分で服一枚買った事はなかった 榊原は、二人のお金を上手く使い、貯蓄に精を出していた 康太にはこずかいをやり、財布に入れとく 滅多とその財布も使わないが…こずかいはもらっていた そして、繰り越しで貯まった分を、仕事納めの日に総て…使ったのだ 康太は滅多とお金を使わない… 康太は、お金に執着もなく…今までの役員報酬は…手付かずで通帳に入っていた 榊原は、その通帳を康太から渡され… 記帳した時に…通帳が一冊で足らなくて… 店内に入れられ…五冊分の通帳を渡された それらを定期に入れ、銀行も幾つかに分け分散した。 以来、榊原が管理する事になった 榊原の車のガソリンは、榊原の給料から出していた 榊原の財テクは凄く…徹底的な、コストの削減をしていた その財テクやコストの削減は、飛鳥井建設でも活用され…徹底されていた 葛西を先に送り届け…礼を言う 葛西は…嬉しそうに康太と話をして、家の前で下ろしてもらい帰って行った 榊原は、飛鳥井の家へと向かう 駐車場に車を停めると、飛鳥井玲香が車から降りる所だった 「母ちゃん。今帰りかよ。」 玲香は「何処かへ行っておったのか?」と尋ねた 「野暮用だ。気にしなくて良い。」 「そうか…。」 玲香の目が悠太を貫く… 誰の用かは…一目瞭然だった 康太は玲香の荷物を持つと、笑った 康太は、こう言う配慮の出来る人間だった 康太は家の中まで玲香の荷物を持って来て、玲香に渡した そして、応接間に顔を出すと 「一生、今晩、翔と流生を、頼むな。」 と告げて、聡一郎の手を取り、3階の自室に戻っていった 聡一郎と悠太を、ソファーに座らせ着替えに行く ズボンをハーフパンツに替えて、康太はシャランと音を立てて、リビングへと、歩いて行った 康太はソファーに座ると…足を組んだ 「何故、そうも、聡一郎は怒ってんだ?」 康太は聡一郎へと話しかけた 「………抱き合ってたんですよ!巨乳と!」 「それは、纏わり着かれてたからな。」 「………悠太は…巨乳が好きなんですよ…」 聡一郎は言い切った 悠太は…情けない顔をしていた 「悠太、お前、巨乳が聡一郎よりも良いのか?」 「違う……でも…聡一郎が話を聞いてくれねぇ…から……。」 「お前、聡一郎が好きか?」 悠太は…頷いた 「聡一郎には心に傷がある…お前は聞いているのか?」 「……聞いてない…。」 「聞いても…お前は…聡一郎を愛す自信はあるか?」 「聞いても…変わらないと思う…。」 「…お前の想像を…遥かに越えてる…でもか?」 「あぁ。聞きたい」 康太は…悠太に 僅か12歳になるかならないかの年の時に… 聡一郎は、父親に監禁されて…毎日暴力と愛もないセックスを強要され…心も体も…崩壊した それを治して育てたのは緑川一生で…何時しか聡一郎は、体を武器に… 愛もないセックスをする様になった… そして去年…聡一郎は父に殺されに行った 聡一郎は……ほんの些細な切っ掛けで死ねるんだ そしてオレの為なら…好きでもねぇ奴とでも寝れる そんな聡一郎がずっとずっと大切に育てたのが…悠太…お前だ 康太は…淡々と…話した… 悠太には…康太の言葉が…重かった 「悠太…聡一郎が好きか? こんな話を聞いても…聡一郎を、好きと言えるか?」 「言えるよ。俺は聡一郎が好き 俺のどうしょうもない部分や… 康兄しか愛せない部分を受け入れてくれ… 愛してくれるのは…多分…聡一郎しかいない 大切にしたいけど…俺はガキだから… 聡一郎に、釣り合わない 直ぐに怒らせるし…気のきいた話も出来ねぇ…。 もの足りねぇのは解ってる… 聡一郎は、経験豊富だから…俺は不安だった…」 「悠太、聡一郎は、体は…武器だった… 愛を知らねぇ体を… 愛で満たしてやれよ悠太! 何故解らねぇんだ!」 「康兄…」 「聡一郎、巨乳とは話を着けた 纏わり着くのは不可抗力じゃねぇのか? 何をそうも…不安なんだ?聡一郎…」 「だって!何時か…悠太は…僕が汚いから…逃げていくんだ…。 悠太は…セックスでコンプレックスを持ってる…。 僕が相当…経験を積んでると思って……僕を…触らない… 巨乳に抱き付かれてたら…そっちに行くに決まってる…。 でも僕は天の邪鬼だから…行かないで何て言えません…。 しかも…僕は不感症だから…悠太を満足させてやれません…。 捨てられるんです…僕は。」 聡一郎は……やっと心の内を吐露した 「聡一郎は、相当の天の邪鬼だからな、やっぱ、体で教えねぇと無理か…?」 「でしょうね。 悠太は…御子様だ… テクニックも…知識もない…セックスを覚えたての猿と同じでしょ?」 「…………何か愛を知らねぇ奴が多すぎねぇか?」 「君への愛がある方ばかり…ですからね…」 「先週末は…一生と力哉に…愛し合う…遣り方を教えて…今週は…お前たちか… 去年は…弥勒や龍騎に…瑛兄達に…見せて…また…愛を教えねぇといけねぇのか?」 康太がボヤくと…榊原は康太を抱き締めた 「仕方ないでしょ? でも今度が一番の強者ですね…。」 康太は…悠太を掴むと寝室に引っ張って行った 榊原は、聡一郎を、掴み…寝室へ連れていき…鍵をかけた 「さて。始めようぜ。」 康太は悠太の服を脱がせにかかった 「ちょっ…康兄!やめっ!」 「うるせぇ悠太!言う事聞きやがれ!」 榊原は、聡一郎の服を脱がせにかかった 「伊織…冗談は…」 「冗談で君の服を脱がせる程、僕は物好きではありません。」 康太は悠太を全裸にして、榊原は聡一郎を全裸にした 二人は…抵抗したが…服を脱がされ…全裸にされた 康太は…悠太に「突っ走るだけのセックスはするな!」と怒った 「うん。努力するよ。」 「悠太、聡一郎の経験値は気にするな…。 この男は…お前以外の奴と犯っていたけどな、自分を殺して…人形の様に…体を投げ出してただけだから…感じもしねぇんだよ。 経験値なんぞ、ないに等しい体なんだよ!」 「嘘…何か嬉しい…康兄…。」 「だから、お前が感じさせてやれ 伊織に教わって感じさせてやれる様に…しろ。」 悠太は…素直に頷いた そして、聡一郎の方に向くと… 「素直に抱かれろ…素直に感じろ! 心を閉ざすな…!解ったな?」 と言い含める様に…話した 「解りました…逃げられないんでしょ?」 「逃げられねぇな…。 一生も力哉も…頑張ってたぜ。 お前は頑張るのか?」 一生や力哉も! 聡一郎は、覚悟を決めた 「頑張ります…」 「なら、始めようぜ。 手始めに、悠太 聡一郎にキスしてみろ? 蕩けるような…キスだぞ 一発で勃起するようなキスだぞ!」 康太に言われて…悠太は…聡一郎にキスした 舌を入れ…頑張ったが…聡一郎は勃起しなかった 康太は…目を覆った 「違げぇよ!それじゃぁキスにもなんねぇわ!」 康太は…聡一郎に接吻した 舌を差し入れ…口腔を犯して行く… ゆっくりと……絡め合う舌が…蠢くと…溜飲しきれない唾液が…唇から零れて…流れた 「んっ…あっ……」 聡一郎は、喘いで…勃起した 悠太は…その光景を…じっと見ていた 聡一郎から、体を離すと…康太は…聡一郎の性器を掴んだ 「ゃ…やめ…康太…いゃ…」 榊原は「感じやすい体じゃないですか…」と聡一郎に近付いた そして……その指は…乳首を弄った 「悠太…こんな感じやすい体を、何故感じさせられないんですか?」 「義兄さん…俺のテクなしだから?」 榊原は悠太を殴った 「君は聡一郎がかなりの経験豊富だと決めつけてるからでしょ! この体は愛を知らない! バージンみたいなもんでしょ!心しなさい!」 悠太は…くしゅん…となった 「悠太、聡一郎にキスしろ!」 悠太は…康太が遣ってたようなキスを…見よう見まねで…聡一郎に贈った 優しいキスだった 聡一郎は……悠太のくれた優しさに…感じていた 「悠太、聡一郎の体に愛撫しろ…」 康太に言われ…聡一郎の乳首を弄った そして…後ろを解す そこで…康太は…ストップをかけた 「経験値不足は…悠太の方か…。 オレが悠太に触るのは…嫌なんだろ?伊織…」 「嫌です!絶対に触らないで下さいね! 悠太もですよ! 康太には絶対に触らないで下さいね!」 悠太は…うんうん。と頷いた 「なら、仕方ねぇ。 伊織、お前が悠太に愛撫の仕方を教えてやれ…」 「なら、僕は君を抱いて教えるしかないですよ? 聡一郎じゃ勃起すらしません…。 そうすると…愛撫にすらならない…。」 「じゃぁ、仕方ねぇな。伊織…抱いて…」 康太は…榊原を誘った 「ねっ…伊織…お前が欲しい…」 康太は…そう囁き…榊原に舌を出した 榊原は、その舌を舐め…絡ませた 激しい接吻が、悠太と聡一郎の前で…繰り広げられた 聡一郎も、悠太も下半身直撃の…接吻だった 康太は…激しい接吻から、唇を離すと…榊原の手から抜け…服を脱ぎ出した ゆっくりと…誘うように…服を脱ぐ その間も…榊原を誘うのを…忘れない…そんな服の脱ぎ方だった 榊原は、ごくん…と唾を飲み込み…康太の姿から目を離さなかった 榊原の性器は…勃起して…脈打っていた 総て服を脱ぐと…康太は…榊原の服に手をかけた キスして…愛撫しながら…康太は…服を脱がした 康太の舌が…榊原の素肌を這う… 舐めて…吸って…舌と…指で…榊原を感じて…愛す 康太は…榊原の亀頭をペロンと舐め…キスをした そして、先走りで濡れた肉棒を…キャンディでも舐める様に…舐め… バナナでも食べるように…含み…味わった 堪えきれない…榊原が康太の体に手を伸ばす 康太は…榊原に引き戻され…ピアスの着いた乳首を弄られ…聡一郎を見た 「悠太の体に…愛撫しろ…聡一郎」 榊原は康太を体の上に抱き上げ、耳の穴に舌を差し入れ…焦れた 「待て…伊織…」 「待ちたくないと…愚息が…焦れてます」 「ぁん…伊織…ダメっ…ゆっ…指は…」 榊原の指が…康太の秘孔に射し込まれ…掻き回された… 「一度…出さないと…狂う…ねっ康太…欲しい…」 康太は…榊原に持ち上げられ…向かい合わせに座らせられた 榊原は枕元からローションを取ると…手に出し…康太の襞を伸ばしを、濡らし…自分の性器を濡らした そして穴を定めると…榊原の肉棒は、歓喜しながら…穴に潜り込み嵩を増した 悠太と、聡一郎の目の前で…太い肉棒を飲み込んで行く……康太の姿があった 康太の穴は…煽動し……自ら受け入れ…榊原の肉棒を食べていた モグモグと蠢き…食べている様に…見えた 「ぁっ…イイっ…そこぉ…擦ってぇ…」 ねだって腰を動かす康太は…別の生き物だった 嫌らしく…妖艶な…別の生き物になっていた 榊原が、イクまで…繰り広げられた…行為に…目が離せなかった… 康太は…榊原の腹に…擦られる事なく吐精した 榊原は、康太の中に…総てを出した… そして……再び榊原を育てようとする腸壁の中から…抜いた… 康太の開いた穴から…ドロリとした…榊原の精液が流れて零れた 「ふぅ…これで、少しは…楽になれました…。」 「オレは疲れた…」 「さてと、教えないとね 終われませんよ。」 「伊織が…途中で犯るから…」 「康太が誘ったんでしょ?」 「あれは…遣り方を…見せる為で…」 「ぐゃちぐゃち言うなら、言えなくなるまで…続けますが?」 「言わねぇよ! さてと……あらら、二人とも元気じゃん。」 康太に言われ…悠太と聡一郎は、股間を隠した 「愛撫の仕方は教えたな 聡一郎、やってみろ。」 聡一郎は、康太に言われた通り…悠太に愛撫を施した… 「悠太、男にはな…触れると止まらねぇ場所がある…。伊織に教えてもらえ…」 康太が言うと、榊原はローションで指を濡らし…聡一郎のお尻の穴の中へ指を射し込んだ 「ちょっ…伊織…ゃめ…」 聡一郎が抵抗するのを… 榊原は難なく押さえ込み…聡一郎の中を探る… 榊原の性器は……無反応だった 榊原は悠太に 「愛する男の中には…性感帯が有るんです。 それを探り…泣かせてやるのが男の務め。 覚えときなさい。」 そう言い榊原は、聡一郎の中を探る… 聡一郎のは、力哉より解りやすい所にあった ふるんと出ている柔らかい突起を…榊原は引っ掻いた すると!聡一郎は、射精していた… 「悠太、指を貸しなさい。」 榊原は悠太の指を取り…聡一郎の前立腺を擦った 「此処が…聡一郎の性感帯です 忘れないように…」 榊原が指を抜くと…悠太は…忘れないように…何度も掻き回した すると聡一郎は、甘い声で…鳴いた 「ゃ……おかしくなるぅ…ゃ…ゃめ…」 聡一郎は、赤く色付き…悶えていた 「悠太、聡一郎の中へ行き、そこを自分ので擦ってみなさい。」 榊原に、言われ聡一郎の足を抱えようとすると、榊原に止められた 「上に乗せなさい その方がより深く交われる。」 悠太は…聡一郎を上に乗せた そしてお尻を開いて…穴に潜り込む 「ゆっくりと…腰を下ろすんですよ、聡一郎。」 じわじわと腰を下ろすように…榊原が指示を出すから…聡一郎は、ゆっくり腰を下ろした そして、総て腰を下ろすと…そこで止めた 「もう少し、イケるでしょ?」 悠太に言うと悠太は…聡一郎の奥へと下から貫いた 「ゃ…あぁん…イクぅ…悠太……ぁ…」 聡一郎の眦から、快感の涙が溢れ出す 悠太は…その眦にキスして…腰を動かした 「聡一郎…俺で感じて…もう…巨乳なんて…要らないから…離れないで…」 悠太は哀願した 腰を使いながら…哀願した 腕の中の…聡一郎は悠太のもたらす快感で悶えていた 初めてだった… 「巨乳に……行かないで…僕から…離れないで…」 聡一郎は悠太に抱き着き…イッた 初めて…自分で擦る事なく…イッた 聡一郎の中の…悠太もイッた 初めて…二人同時にイッた 二人は…固く抱き合い…感じていた そして抜く事なく…再び元気になる悠太に…聡一郎は接吻した …………その横で…獣と化した榊原が我慢の限界に来たのか…康太を犯していた 思わず悠太が「すげぇな…濃すぎ…」と溢した 今度は康太は…M字に折り曲げられ…お尻の穴丸見えにした中に突っ込まれ…出し入れされていた それで…釣られて…悠太も抜かずに…聡一郎のイイ所を擦り…悶えさせ 次は…バックにお尻を突き出し……榊原の精液の溢れる…蕾に榊原は肉棒を突き挿し込み…激しく突き上げていた それで…釣られて…悠太も聡一郎の中を掻き回す…  そして教えてもらった聡一郎のイイ所を掻き回し…突き上げ…擦った 榊原は康太を膝の上に抱き上げ…下から突きあげていた 「伊織…疲れた…ゃっ…また来る…ぁん…」 「我慢した分…暴走してます… 愛する男の暴走です…付き合いなさい。」 「ゃ…腰が抜けるぅ…明日は…戸浪に行く…のに…ぁぁっ…許してぇ…」 「なら、これで終ります…付き合いなさい…っ…康太…愛してます。」 「ぁぁっ…オレも…愛してる…イクぅ…」 康太は…イクと同時に意識を手放した 榊原は、隣を見ると…ダウンしている悠太と聡一郎がいた 榊原は微笑んだ やっと、聡一郎もイケる体になり、悠太は…イカせられて満足だろう。 経験値じゃなく思いだって気付いただろう 榊原は、聡一郎と悠太を起こした 聡一郎は真っ赤な顔になり可愛かった 悠太は…そんな聡一郎を、抱き締めた 「お風呂に入って、少し寝ますよ。 今日は、戸浪に用があります 康太を寝させねば、支障が出ます。」 榊原は、そう言い浴室に康太を抱き上げ連れて行った 聡一郎と悠太も、浴室に着いて行った 浴室で榊原は、気絶した康太の中を掻き出していた 悠太も聡一郎の中の…精液を掻き出すと… 体を洗って…浴槽に入った 榊原は康太の体を洗って自分の体を洗うと、康太を浴槽に入れ、ベッドのシーツを変えに行った バスローブを羽織り…ベッドを直す そして、浴室に向かうと四人で温まり、風呂を出た 康太も自分も乾かすと…ベッドに入った 聡一郎と悠太もベッド入り…榊原に謝った 聡一郎は「伊織…済まなかった…。本当にごめん。」と謝った 「聡一郎の頑な性格は解ってますが…愛される時位は素直になりなさい。」 聡一郎は頷いた 悠太も「義兄さん…すみませんでした。」と謝った 「悠太、男なら相手を感じさせてこそ…意味がある 唯…快感に溺れるなら…それはオナニーと変わりないですよ。解りましたね。」 「はい。解りました。義兄さんが康兄を、愛す様に…俺も聡一郎を、愛します。」 「聡一郎、今回の巨乳は、悠太には不本意です 悠太は最近品行方正らしいですよ。葛西が言ってました。」 「……嫉妬した。ごめん…伊織… 僕は…悠太が康太を愛するのは許せても…他に行くのは許せない…」 「それも…どうかと思いなさい 康太が一番で良いなんて言わないの。」 「でも…悠太にとって、育てた飛鳥井康太は命より大切だし…僕も…康太が一番大切だ。 康太と共に逝きたいと想う 僕の命は…康太が握っているも同然 僕は…康太に生かされてるんだから…。」 「ならば、康太の側で…悠太に愛され生きて行きなさい 幸せそうな顔をしてなさい。 でないと康太は気にします。」 聡一郎は「はい。」と言い…嗚咽を漏らした 悠太が、優しく聡一郎を慰める 榊原は「お休み。眠りなさい。」と言い、康太を抱き締めた 愛を知らない…聡一郎がやっと掴んだ愛だから…康太は守ってやりたかったのだ… でないと…次の瞬間には…聡一郎は…… 喜んで…この世を去るだろう…から… 四人の上に…優しい眠りが訪れ…眠りに着いた 幸せにな…聡一郎 康太の声が…聡一郎の心に響いた

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