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7‐11
「笹川君……?」
「今度は、俺の番です」
課長を見下ろしながら、もう片方の手をパジャマのズボンの中に潜り込ませた。
「あっ」
課長がヒクリと身体を揺らす。
触れたそこはすでに形を変え、立ち上がり始めていた。
「よかった、感じてくれてて……」
安堵の息を吐くと、課長が真っ赤になって言葉を紡ぐ。
「き、君に触れられて、気持ちよくないはずがないだろ……」
「ふふっ、ありがとうございます」
俺は顰められた眉根に唇を落とすと、手のひらで茎を優しく包み込み、ゆっくりと扱き始めた。
「んんっ」
先端からすぐに蜜が染み出してくる。そのぬめりを親指の腹で割れ目に擦りつけると、課長の背中が跳ねた。
「あっ、……んっ」
上下する度、溢れ続ける透明な蜜でくちゅりくちゅりと淫靡な水音が部屋の中に広がっていく。
「聞こえますか、課長? もうこんなに濡れてますよ」
耳元で低く囁いてやる。
「そ、そんなこと、言うな……っ」
恥ずかしがる課長に俺は肩を揺らして笑うと、零れた雫とともに手の動きを速めた。
「んんっ……、ああっ」
「東海林課長……」
名前を呼びながら胸の突起を強く吸い上げる。すると、熱を帯びた芯が一段と硬さを増した。課長は快感に堪えるようにギュッと目蓋を瞑っている。
「あ、も、だめ、……だ、 笹川、君……、笹川君……!」
熱に浮かされたように何度も俺の名を口走る。
「ん、あ……っ! 笹川君……っ!」
俺の両腕に縋るように指先で掴まり、小さく体を震わせた。白い肌を朱に染め、課長は俺の手の中に白蜜を吐き出していた。
「ご、ごめんっ、笹川君。もう、出ちゃった……」
気恥ずかしそうに慌てて起き上がろうとする課長に堪えきれない劣情を抱くと、俺はその身体をベッドに押し戻した。
「なんで謝るんすか。俺、課長がイッてくれて、すげー嬉しいんすけど」
まだ息が整わず、頬を上気させたままの課長の唇に噛みつくようなキスをする。濡れた舌先同士がザラリと触れ合うと、それだけで俺の中に灯った火が勢いを増した。
「もうぐしょぐしょなんで、脱がせちゃいますよ?」
俺がズボンのウエストに手をかけると、課長が紅い顔で頷く。そして露わになった太もものその奥へと、濡れたままの指先を進めた。
「あ……」
課長は小さな声を漏らしながら、俺の首筋に腕を絡ませてくる。
俺は濡れた中指で固く閉ざされた窄まりに円を描いた。
「あぁ……んっ」
課長の腰が僅かに震える。
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