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第2話

(かい)武官補佐、新人補官の 教育進行状況はどうなっている」 「(めい)正武官、やはり訓練が 厳しいようで脱走者が3人ほど 出ております」 「そうか、まだ今年は少ない方だ。 まさか手は抜いてないだろうな」 この国の平和を守るために結成 された龍武師(軍隊)は日々厳しい 訓練を行っている。 その中で優秀な成績を維持している のが武官補佐と正武官だ。 「他の武官補佐より日々訓練は 厳しくしていますが」 「冗談だ、真面目に受けとるな。 それより聞いたか。武官内から 帝専属師を採用するそうだ」 「しかし、それは去年から 配属されたのでは・・」 正武官によると重臣達から賄賂を 受け取っていたのが発覚し 解任されたようだった。 「私は誰か一人専属師を推薦 する事が出来る。だから 海武官補佐、君を推薦する」 「明正武官、それは・・!」 海にとって驚くような話だった。 武法(軍の法律)では帝専属師は 正武官から選出されるという 決まりだからだ。 「大丈夫だ、今日から海武官補佐は 正式に正武官とする」 あまりにも急な話についていけない 海だったが、帝堂で任命式が 行われる事になり、現実なんだと 実感した。

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