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第5話
「帝、専属師が海正武官とは
どういうことですか。まだ
経験不足でしょう」
最近昇進した海が専属師に
なった事でその座を狙っていた
正武官は、納得していなかったのだ。
「海は15歳から龍武師として国に
尽くしている。そして今は
正武官になった。重臣達と
繋がりもない事も調べた。
これ以上の実績がある者がいるのか」
重臣達や他の正武官は何も言えなかった。
20歳で武官補佐に任命された人は
龍武師の中で海一人。
その実績に誰も反対する者は
いなかった。
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