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グチュグチュと絶え間なく、俺のお尻からはやらしい音が聞こえて、おにーさんの指が出入りしている。 「誠、何本入ってる?」 「うぁァッ、うぅ、4、本っ?」 「正解」 「ひあアッ!ああっ、だめえっ、あアッ」 正解したご褒美に前立腺をグリグリと押され、俺の体は大喜び。おちんちんは触られてもないのに射精の瞬間を待ちわび、トロトロと蜜を流す。 「もうちょっとでいきそうなのにな」 「ふあッ!やあっ、むりぃ、むりっ」 前も触ることなくこうして感じるってだけでもよく分かんないのに、それでいくなんて、訳わかんないを通り越して俺の体を一度スクラップしないといけない。 「ふぇ……な、で抜くの?」 「これ、入れるため」 「う、ぁっ、やだ、やだぁ」 俺の気持ちいいところを余すことなくいじめていた指が出て行くと、おにーさんはおもちゃを持って俺を見る。おにーさんの指が4本も入ってたお尻は、細いバイブなんて何の抵抗もなく飲み込んでいく。けど、それはおにーさんの指じゃ届かないところにまで入ってくる。 「うあっ、まっ、まってぇ、くるしっ」 「キツイ?」 「まっ、やめっ、くるし、いっ」 触られたことのない奥までぐいぐいと進むそれ。 おにーさんは俺の呼吸が落ち着くまで待ってくれた。それでも落ち着くとまた少し押し込まれて、また息が上がってを何度か繰り返して、おにーさんの納得できるところまで入ったらしかった。 「はっ、あっ、はあ、もお、はい、んないよおっ」 「この辺でいい。だいたいこんなもんだろ」 「な、にが?」 「ん?これ」 そう言っておにーさんは俺の太ももに自分のものを押し付ける。もう十分に硬く大きくなったそれ。なるほど、これと同じくらいの長さを押し込みたかったのかあ。 「ひぅっ、む、むりだよお、むり、っ、」 「そのうち慣れる」 他人事だと思って!憤慨する俺を置いておにーさんはゆっくりとバイブを抜き差しをする。形状的に細長いだけで変な突起物とかはなかったから、本当に中を擦るだけなんだけどこんな奥を突かれるのは慣れない。 「あぅ、あっ、やだぁっ、うぁあ」 「大丈夫、これ以上入れねえよ」 「ふぁあ!やっ、うぅ、はあっ、あっ」 「こっちも触ってやるから」 「ひゃあッ!あっ、まっ、だめえっ、うっ、奥ぅっ、奥いやあっ!」 「このくらい慣れて貰わないと困る」 おにーさんは手を休めることはない。無理な抽送はされないし、痛いという感じもないんだけど、そんな奥に入れられるのは本当に苦しい。苦しいはずなのに、快感を覚えた前立腺を擦るように動かされると堪らず喘ぎ声が上がる。 ゆっくりと慣らすように出し入れを繰り返され、ようやく奥の違和感に慣れた頃、俺を襲った物足りなさ。おにーさんの指が入ってた頃よりもよっぽど細いそれは何となく、物足りない。 おにーさんはゆっくりとバイブを動かしながら、俺のものを擦る。 だけど、指でお尻をいじめられていた時の方が気持ちよかった。 「やだあ、おにーさんっ、おにーさんの指がいいっ」 「だめ」 「いやっ、いやぁ、なんでぇっ」 おにーさんの指がいいのに、おにーさんはその片手にバイブを持ってゆっくりと出し入れし、もう片手は俺のものを撫で上げる。 奥は苦しいし、おもちゃはおにーさんの指みたいに的確に前立腺を押してくれない。それでも俺は気持ち良さを感じて、どんどん射精が近づく。 「いやぁあ、深ぁっ、深、いよおっ」 「気持ちいい?」 「ぅ、良く、ないぃっ」 「嘘つき」 「痛ッ!やっ、爪だめえっ」 「ははっ、めっちゃ汁出てきた」 嘘じゃない。気持ちいいと言うより、苦しい。 さっきまでおにーさんの指が入ってた入り口らへんは物足りないし、それなのに奥を突かれたら苦しくてやだ。 「ひぅ、やだあ、おにー、さぁんっ」 「慣れろ」 「やだやだやだぁ、抜いてえッ」 抜く気は無いおにーさんは俺が気持ちよくなれるように俺のおちんちんを上下に擦る。亀頭をクチュっと音を立てて回すように撫でて、竿をグチャグチャと擦る。 お尻の奥が苦しいままなのに、おにーさんに弄ばれた俺は耐えれるはずなんてなくて精液を吐き出す。その時、お尻がキュッと締まって奥のおもちゃの違和感に気づいたけど、どうしようもなかった。

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