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あれぇ、お酒って飲んだらふわふわ気持ちよくて楽しかったはずなのにこんなだったっけ? お酒と俺の相性は悪い。初めて飲んだのは18の時、大学の新歓でだった。その時は寝落ちして、起きたら出会ったばかりの友達の家に居たっけ。この前の社員旅行で飲んだ時も気付いたら部屋に帰ってるし、だいたい俺は寝るタイプ。目が冴えた経験なんて無かった。 「おにーさぁん」 「どうした?」 「………エッチしたい」 「酒飲んでか?」 「だってえ。お風呂でも我慢したよ?今もだめ?」 「悪いけど俺、酒飲むといきにくいからしつけえよ?」 「そぉなの?それでもいいよぉ」 お酒の副作用?ってそんなのもあるの?おにーさん、全然酔ってるように見えないのにちゃんと体にアルコールは入ってるんだあ。ん?もしかしても俺もそうかなあ。今までアルコール飲んでる時にやりたいなんて思ったことなかったからエッチしたことなんてない。そしてそんな時にわざわざ抜いたこともないからどうなるか未知数。 でも今はムラムラする。おにーさんに欲情してる。手を伸ばして抱っこをねだると抱き上げて寝室に連れてってくれる。おにーさんの無防備な首をペロッと舐めて、くちゅくちゅ吸った。 ゴロンとベッドに下され、おにーさんがそのまま乗ってくる。グリグリと俺の股間に膝を押し当てて、俺のものを確かめる。そこで俺も気付いた。俺、めっちゃ勃ち悪い! 鈍い痛みのあるおにーさんのその行動。なにもされるのは初めてじゃない。何度もされたし、その行動はその先を予感させてむしろ気持ちいいくらいのはずだし今も気持ちいいのに、勃たない!!! 「へ?え?な、ん、で?」 「これは?」 「いッ!!痛ぁ、い!」 「反応は大差ねえな。可哀想に」 ふにゃふにゃの俺の性器。 1度きつく握られたけど、今の触り方は気持ちよくさせるそれで、俺の体はちゃんと覚えてる。気持ちいい、気持ちいいけど勃たないなんで!? 困惑する俺に構うことなくおにーさんはコトを続けるらしく服を脱がされた。俺のおちんちんは完全におにーさんの手に弄ばれていて、普段ならすぐにおっきしてこんにちはしてるはずの亀頭。今は皮を下げられなきゃこんにちはしなくて、おにーさんは何度も何度もそれを繰り返す。勃たなくても敏感なことに変わりないそこをそんな風にされたことは当然ない。気持ちいいのに反応が全然追いつかなくて、俺はただただ戸惑う。 「おにー、さぁん、やめて、勃たないならないないしてっ。今日無理だよおっ、俺変になっちゃう!」 感覚は気持ちいいのに体が追いつかない。 おにーさんとエッチし始めた頃と逆。体は気持ちいいって言ってるのに感覚が痛いって言ってたあの頃を思い出すけど、そんな悠長な暇はない。 気持ちよくねえ?と聞かれて首を振る。気持ちはいいけど、俺のものがなぜか使い物にならない。やろうとしてみて気付いたけど、勃つ気がしない。 「おにー、さんっ」 「ん?」 「やめてっ、今日おっきしないっ」 「気持ちよくない?」 「んあッ!気、持ちぃ、のに……勃たないからやだあ!おかし、くなるよぉ」 乳首をクチュと舐めて、吸って。でももう片方は痛いくらい捏ねられていて気持ちいい。それでも俺のものは勃ちそうにない。この感覚は覚えがある。 あの、おちんちんに綿棒を入れたあの日に似てる。 出せないのに気持ちいいが溜まって、ハジけるあの感覚。 あの気持ち良さは怖いくらいだったからいやいやするけど、聞いてくれるようなおにーさんではない。 「いやあああっ!あれ、やだあっ、いやっ、いやあっ」 「いい顔、可愛いな」 「ぇっ、あァッ、むりい、やあ、いやッ」 「勃たなくてもいけそうなんだろ?」 頷く俺にうっすら笑みを浮かべて、また見てえなあなんてうっとり言われる。いやいやと、ほんの少し抵抗する。こういう時、痛いことをする時みたいに強引にしてくれたら良いのに甘くするから俺がどんどんおかしくなるっ。 「やあ、いや、だよおッ」 「すっげぇ可愛い姿、また見せろよ」 「ぅ、ンんっ、おにー……」 「誠」 「ふぅ、ぇ、いっかぃ、だけ、だよ」 いい子とおにーさんは萎えたままの俺のものを咥えた。当然、おにーさんの口にすっぽりと収まるソレ。 そこをフェラされると気持ちいいのにどうにも血の集まりが悪い。いつもすぐに勃っちゃうからされなかった皮遊び。そこに舌を入れて先っぽを舐められるなんて初めての感覚だ。気持ち良さだけは一人前に感じるのに、勃たないことに戸惑う。それでも快感の熱はどんどん俺の体に溜まっていった。

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