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「まっ、て、おねがっ、やすませてえっ」 「休ませると思う?」 思わない!思わないよ!でも休ませて! 知ってるでしょ!?これした後の俺の体はしばらく精液が出せないの!いってもいっても精液が出せなくて、でも気持ちよくてタマがパンパンになって大変なの! 「ちゃんと後で出させてやるから安心しろ」 「いやあああっ!」 叫んでも嫌がっても意味はなくて、おにーさんは何かよくわからない液体で濡れたその手を俺のお尻に当てがった。何度も、そして昨日だっておにーさんのものを受け入れていたそこは抵抗もなく指を飲み込んでいく。 柔らけえなって言いながら、くちゅくちゅと中に指を進めて俺の前立腺を撫でるように触る。 「あぅっ、ほ、だかさんっ、もっと、指、ちょおだいっ」 「わがまま」 「あンッ!あぁっ、気持ちっ、イイ、よおっ」 そこを撫でられるたびに快感が走って、その度に俺のだらしない性器はぴゅっと少量のよくわからないものを飛ばしてるけどもういい。この気持ち良さには勝てない。 「ァッ、ほだか、さぁんっ」 「なに?」 「はぁん、なに、しても、いーからあっ、あっ、だからっン、もっと、気持ちよく、してっ」 「いい子」 「ひゃあぁぁあん!」 一気に入ってきた指が躊躇いなく前立腺を抉って、またよくわからないものを撒き散らしていく。汚すなって言われたおにーさんの服はびちゃびちゃに濡れていて、洗濯決定だ。 「やっば」 「ふ、ぇ?なぁに?ンッ」 「入れたい」 小さな声だったけど、耳元で言われたからバッチリ聞こえた。その声は熱っぽくて、艶があって、色っぽい。ズンと体の奥が疼いた。 いつもきちんとベッドでするからこんなところにゴムはなくて、そのことを言ってるんだと分かる。もういいから入れてって言おうとしたそのタイミングで、インターホンが鳴った。 「「???」」 2人して顔を見合わせて、キョトンとなる。 俺のものは言わずもがな、おにーさんだって性器を大きく硬くさせている。夜も更けた時間、宅急便が来るような時間ではない。 どうするか悩む間も無く、連打されるインターホン。この鳴らし方、なんか覚えがある。 「………無視でいいだろ」 「ミホちゃんか穂波ちゃん、じゃないの?」 「だろうな」 分かってても、止められるような状態じゃない。 どうしよう、どうしようと悩む間も鳴り続けるインターホン。そして鳴り始めたおにーさんのスマホ。そこには夏目穂積って表示されてて、来ているのはミホちゃんだと確信した。 しばらく耐えたけど、こういう時のミホちゃんは諦めが悪い。おにーさんは明らかに苛立って、俺を抱えて立ち上がると寝室に入りベッドに降ろされた。え、このインターホン鳴り響く中しちゃう?と思ってたら全く違って、俺に服を放り投げて、自分も汚れた服を着替えていた。そして、そのまま服着とけよと言って玄関に向かった。 完全にお預けを食らった。もう欲しくて欲しくて仕方ないくらい疼いたお尻を放置された。呆然とベッドに座り込んで居たけど、玄関が開いてミホちゃんが入ってくる気配がして慌てて服を着る。いっぱい触られた乳首が服に擦れてジンジン熱を持っている。おにーさんが狙ってしたわけじゃないと分かってても、こんな放置プレイはひどいとベッドに転がった。 「誠くんは?」 「…………寝た」 起きてるよ、おにーさん。 不機嫌を隠さないその声を向けられるミホちゃんはあっけらかんとしたもんで、起きてんでしょと言う声が聞こえる。 「誠くーん!おやつ買ってきたから!××のシューアイス買ってきたよ」 むくっとベッドの上で起き上がる。本当に?おにーさんがたまに買ってくれるけどあのシューアイス美味しいんだよなあ。 「邪魔して悪かったって!でもお願い!助けて!」 「誠に用事かよ」 「誠くんにも。兄貴にはこれね」 何を渡されたのか分からないけど、おにーさんは舌打ち1つで早めに帰れよと言っていたのでミホちゃんが選ぶお土産センスはかなり高いらしい。 気分は開かずの間だったけど、おにーさんが誠入っていいか?と聞かれてうんーの間延びした返事を返して、おにーさんが入ってきた。 うう、だめだ。見るだけで体が疼く。むり、俺おにーさんにみたいにぽーかーふぇいす上手くないもん。絶対顔にムラムラしてますって書いてるよおっ。

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