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20000いいね♡ありがとう!(5)

おもちゃを取るのはただ痛いだけで、だけどパンパンのまま、それ以上放っておけないのも分かってるから仕方ないけど痛くって。 ぐずぐず泣いた俺に困った顔をするのはおにーさんだ。 「誠」 「うぅ、痛いぃ」 「もうこれは使わねえから」 「ぐずっ、もうおちんちん縛らない?」 「縛るけどこれは使わない」 そこは縛らないって言ってよ、と思うけど無駄なのも分かっている。 おにーさんは俺を宥めるようにゆっくりと体を撫でて、萎えそうで、でも溜まりすぎて萎えることができなかったものを射精に導こうとしてくれる。 それに身を任せて、出口を失っていたものがようやく外に出てくる。 「あぁっ!でな、でないよおっ」 「ほんと、どうなってんだろうな、お前の体」 「やだ、ァっ、たす、助けてっ」 「はいはい」 とろとろと精液を漏らす俺のものをゆっくりと擦って、少しずつちゃんと出てくるようになって、本当なら一瞬で終わるはずの射精が長く続いて、俺はくたりとベッドに沈む。 出さずにいくのはそれだけで辛いのに、俺はその後もうまく出せなくて辛い。 こうやっていった後も、おにーさんはまだいってないわけだから待ってくれることもなく………って、あれ? 「穂高、さん?」 「どうした?」 「つづき、しないの?」 「あれ取るの痛かっただろ、いいよ」 確かに、痛かった。 明らかに輪っかよりは育っちゃったから普通に痛かったけど、こんなの、こんなのなし。 「やだあぁ」 「は?」 ぽろっと涙が溢れた気がしたけどそんなの気にせずおにーさんの手を掴む。 「やだっ」 「んな痛かった?」 「い、痛かった……けどちがうぅっ」 「ちゃんと頑張ったよ?」 「いい子だったな」 「だから、気持ちぃだけも、して」 頑張った。 ちょっと、特に取る時すっごい痛かったけどちゃんと頑張ったから気持ちいいことたくさんして。 おにーさんが俺に無茶をしたと思って休ませてくれるつもりなのかも知れないけど、今の俺はそんなの求めてない。 「辛くなったら言えよ」 困った顔と嬉しそうな顔が入り混じったおにーさんがそんなことを言う。 それに、ならおちんちん縛らないでと言えばそれは無理だなと楽しそうに答えられて、俺も何故か楽しくなって覆い被さってくるおにーさんの背中に手を回した。 ご褒美は痛くて、出せなくて、痛くて大変だった。 でも、その後のえっちはいつもより優しくて、なんだかんだ悪くないなと流されてしまった。 「会陰開発して何が楽しいの?」 「お前が絶対足りなくなるから」 「ふえ?」 「あそこさ、お前にとって中から触られてイイ場所だろ?」 「うん」 「外から触って気持ちよくていけたとしても足りないだろ?お前の泣きそうな顔ってほんと唆る」 うっとりして言っている言葉は間違っても恋人に向ける言葉じゃないと思う。 だけど、おにーさんはそんな顔をさせたとしても俺がねだればそれを叶えてくれる。 「誠が縋る相手が俺って思うと満たされる」 そうして俺の頭を撫でて、目元に、鼻にちゅっと唇を押し当てられる。 こうして分かりやすく甘やかされるとそれも悪くないかって、そこじゃないと唇を窄ませるとふっと優しく笑う声と一緒に、柔らかい感触が降ってきた。 * おしまい * 20000いいね♡ありがとうございます! 20000いいねの前にツイッターで誠へのご褒美は飴か鞭かとアンケートを取ると、鞭の方がやや多めという結果でした。 皆さん誠がいじめられるのが好きみたいで嬉しかったです(笑) これまでの本編でもお分かりのように、おにーさんはひどいことしても完全に痛めつけることも無理やりすることもないので、その辺りは安心してもらえてるのかなと。 そして、これを書いている間に本編が完結いたしました。 その時にたくさんの感想をいただきありがとうございました! SMは苦手だったけどつい読んでしまった方や、 甘々なSMがドストライク!な方、 誠が本気で泣いちゃうとやめちゃうおにーさん最高!な方、 ミホちゃんと阿川くんの話にも触れてほしいという方、 田中さんのこと嫌いじゃないです!と言ってくれる方。 上げきれないほどに感想をいただいて嬉しかったです♡ 予告になりますが、12月25日から続きを更新し始めます(予定です、大事なのでもう一度、予定です!) 続きももちろん、甘くてちょっとSMちっくです。

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