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2-28.

はふはふと息を整える俺に、穂高さんはなにも言わずにキスをした。つんと唇を開けるように誘われると俺は何も考えずに口を開いて後悔する。 「んぅっ!?んっ、やっ」 穂高さんの口からはどろっとした、明らかにさっき俺が出したはずのものが俺に返品されてきてもちろん俺は抵抗する。暴れた俺の腕を掴んで、俺の顔の横に抑えつけられて手も顔も動かせなくて、結局全部俺の中に帰ってきた。 「まずぃ」 「甘くはねえな」 「どうせ飲ませるなら穂高さんのがいぃ」 「誠ってフェラっつーかイラマほんと好きだよな」 うん、好き。 なんだろう、苦しいんだけどすっごい満たされるというか。俺はされて嫌じゃないし、穂高さんは気持ちいいし、お互いにそうされて、そうして満たされるならそれでいいかなって。 それに穂高さんは好き勝手押し込んでくるように見えて俺が吐くほど突っ込んできたりはしない。そういう無茶苦茶しないところも好き。 そうして少し落ち着いてきたところで、穂高さんはまた俺のおちんちんを触る。俺の性器を触ってないもう片手はやっぱりシリンジを持ってて、ちょっと嫌。 「入れ、るの……?」 「なくても入るだろうけど、痛くても知んねえよ」 「………」 それは、無理。 穂高さんは経験ないかもしれないけど、おしっこする時に沁みて痛いのってほんと大変なんだよ。痛いけど出さなきゃ無理だし、出しても痛いしでひどい思いをした。 そんな経験から俺は黙ってそれを受け入れる。 顔を横に向けて耐える姿勢に入ると、ふと目に入るゼリー。穂高さんが俺のおちんちんの中をいじめる時には絶対使ってくれるそれが、普段使うローションよりよっぽど高いことも知ってる。 それに少し嬉しくなっているとぷちゅっと液体が漏れる音と一緒に俺のおちんちんに激しい違和感。無理に押し入ってくる潤滑剤はやっぱり嫌い、これに関しては何度やっても違和感はあっても気持ち良さは皆無だ。 「これぇ、きらぃっ」 「………この後は?」 「ぁっ、す、すきっ」 「いい子」 ちゃんとシリンジに入った潤滑剤を飲み込んだいい子なのか、俺の返事へのいい子なのかは良く分かんない。だけど穂高さんがおちんちんの先っぽからシリンジをのけると、すぐに期待してむくむくしゃうバカな子は相変わらず健在だ。 「こら、せっかく入れたのに漏らすなよ」 「ぁっ、むりっ」 「ったく、しかも萎えさせるだけでいいっつんてんのに萎えねえし」 「やぁ、ごめ、なさいっ」 謝ってるのは口だけで、萎える気配のない性器は入れられたばかりのものを溢れさせる。穂高さんは大して気にした様子もなく、そこに棒を当てるけど……。 「ちょっ、ちょっと待って!!もっと細いのがいい!」 「嫌。さっき押し付けんなっつったのに押し付けただろ」 「うそうそうそ!俺せーえき飲まされた!」 「あれはいつもだろ」 「あああっ!待って!待って!」 「待たない」 そんなのダメ! 穂高さんはこのくらい入るっていつも言うやつだけど、むりむりむり!俺のおちんちんなんだと思ってるの! 形状は合格だけど太さが!綿棒サイズにして! 「お前細いのがいいって言うけど、細いと精液漏れるだろ」 「ぁっ、だって!あっ、まって、ほんと、むりだよおっ」 「無理そうならやめる」 そうしてパクッと先を開いて押し当てられ、俺の抵抗は何にもならずに終わった。

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