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2-68.
丁寧に広げては指を増やして、増えた指で良いところを触ってくれる。けど、いくらお尻が気持ちいいと思っていても、指じゃいけない俺の体。もう一押しが欲しくて、俺は体を揺らしては穂高さんの体に自分の性器を擦り付けていた。
「めっちゃ濡れてねえ?」
「ンンッ、気持、ちぃッ」
パンパンに張り詰めて、先端からは絶え間なく蜜を溢して今か今かと待ってるのに、その今はなかなか来ない。
優しさなのは分かってるけど、焦ったすぎて泣きたくなってくる。
「ほだか、さぁんっ」
「まだ。今入れると痛えよ」
「ゔぅ、早くうっ」
もぉむり。
いきたい、出したい。
気持ちいいのに足りない。
痛くないように何度も足されたローションは足を伝って、シーツを濡らす。それでも穂高さんはそれを絡めてもう1本指を増やす。
中を広げるようにバラバラに動く指が時折良いところを掠めるけど、こんなんじゃない。
「ぁ、ちがあっ、やあっ、も、やっ」
「やめる?」
「ッ、ちがっ、ちがうぅ」
焦らしてるつもりはないらしいけど、俺にとっては焦ったくて仕方ない。
ねだって、ねだって穂高さんが折れてくれるまで散々広げられたそこの奥が疼く。指なんかじゃ届かないところをぐいぐい突いて欲しい。
穂高さんにしがみ付いていた俺をそっとベッドに寝かせ手際よくゴムをつけて、ぐっと俺の足を開いて体を寄せる。
お尻の入り口にぴとりと当たったのは硬くて、あつい、穂高さんの性器の先だと思う。
「入れてえっ、ひぁっ!ぁっ、うっ」
なかなか入ってこないものをねだると、グッと押し入ってきた大きなもの。
この感じがすごく久しぶりな気がする。
「はぅ、あぁっ、はあっ」
「キツい?」
「だい、じょお、ぶっ」
「悪い、あんま余裕ねえわ」
「ああっ!あっ、やあっ、まっ、うぅ」
久しぶりだからちょっと苦しい俺と、久しぶりだから急く穂高さん。
「ぁ、ちっ、ちゃくしてえっ」
「ははっ、無茶言うな」
俺から出る文句はそれくらいだ。
圧迫感が苦しいけど、嫌だとは思ってない。ただ、もう少し小さければ楽だったろうにと思ったことは一度や二度じゃない。
「ほら、誠」
「ふ、ぇ」
「もっと奥、入れてくんね?」
「ッ、うぅっ、ずるいぃ、ひあっ!」
無茶はしないけど、少しずつ入ってくるそれにどんどん中が満たされていく。
「あんま入れてくんねえならこうするけど」
「あンッ!あっ、ぁ、だめえっ、ぁ、気持ちっ、ああっ」
そんなに奥には進めず、少し体の角度を変えて俺の良いところを狙ったように動かれると力を抜くどころじゃない。
「ッ、締めんなっつってんのに」
「ぁ、やあっ、んッ!んんっ、も、良いからっ、奥、ずんてしてっ」
大きくて太いもので良いところをぐりぐりされて、苦しさで埋もれていた俺の中で呼び起こされた快感。これで奥を突かれるのは、苦しくて、苦しくて、それ以上に頭が溶けるような快感があった。
「いい子」
ねだった俺を優しい言葉で褒めて、はふはふ空気を吸い込む口を塞がれて、もうお腹いっぱいなそこを押し割って穂高さんのものが全部埋められた。
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