ちゅうっと吸い付いたり、たまに甘く噛まれるたびにビクビク震えて、気持ちいいが膨らんでいく。 それはもちろん俺の体にだって伝っていて、濡れたかも、じゃなくて濡れたパンツが気持ち悪くなるのにそう時間はかからない。 「んっ、アッ、ぱん、つ、脱ぎ、たい」 そう訴えると、穂高さんは乳首を咥えたまま手だけを下に滑らせていく。そっと肌を伝う感覚はゾワゾワして、何でもない時ならひゃっ！ってなる気持ち悪さなのに、今だけはそれが快感に変わる。 そんな穂高さんの手がパジャマのズボンに掛かって、するすると足から抜けていく。 「誠」 「う、ん？」 「誠は萎えさせるだけでいいからな」 「いじ、わるっ」 最初の頃は、これをされるときは萎えてたはずなのにいつからか萎えることがなくなった。そのせいでぎちぎちとした、きつい感じがすごいのにやっぱり萎えない。 穂高さんはそんな俺のことなんてよぉく知ってるはずなのに、意地悪がひどい。 「そうそう」 「う、ん？」 「こういうのってバイブになってるのもあるけどいる？」 「いらないっ！絶対いらない！」 「いるんだな」 「会話してっ！！！」 え、なに。 いや、待って待って待って！ 入れただけでやばいんだよこれ、え、待って。 「い、入れて動くの？？」 「当たり前だろ」 「やだっ、む、むりっ」 「ちゃんと奥まで入れてさ。誠、絶対泣くだろうなぁ」 そううっとり呟く穂高さんは一体何を考えているのか。 俺が痛くて辛くて泣くのは嫌がるくせに気持ち良すぎて泣いてるとこんな顔をする。 ただ、何を考えてるのか分からないのは俺も同じだ。 こんな顔を向けられて、きゅんてするんだから俺の頭ん中もだいぶやばい。 パンツを脱がされて、開放感を感じたかと思えばそこは温もりに包まれる。 フェラをされるのは嫌いじゃない、というか穂高さんにされるのはどっちかと言うと好き。焦らされなければ、を付けるけど。 「ンッ、ぁ、気持、ちぃ」 素直にそう告げると、いい子って言うみたいに先っぽをぐるりと舐められる。そこはすごく敏感で、舌の少しざらっとしたような刺激さえ堪らない。 唇で竿全体を刺激してきたかと思えば、先っぽだけをいじめられて、俺のそこからはやらしい音が響く。 「ぁ、もっ、とぉ、ぁっ」 もう少し、もう少しだけ早くしてくれたらいけそうなのに。 それか、先っぽをもう少し長くいじめてくれたらいけそうなのに。 穂高さんが舐めとってるから分かんないけど、俺のそこは耐えられない蜜がいっぱい溢れてる。 「ぁ、ふぁっ？」 もっと、と揺らしたくなる腰をシーツを掴んで耐えていると穂高さんの手が滑ってくる。 俺のおちんちんの、もっと言えば睾丸の裏辺りを指が撫でる。 「や、やだっ、押しちゃ、やだっ」 やだ、そこは嫌い。 気持ちいいけど足りなくなる。 だけど俺のやだを聞いてくれるはずがない穂高さんはくいくいとそこを指で押して、俺の気持ちいいを押し出してくる。 「む、ぃっ、あっ、あんま、触ったら、出ちゃ、ぁっ」 「ひぁっ、ぁ、も、やっ、で、出る、からあっ！」 離してと、あんまり力の入らない手で穂高さんを押しすと、穂高さんはもっと深く俺の性器を咥えて吸い上げた。 外側から押されて、吸われて、抗えるはずがない俺はそのまま精液を出した。