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はぁはぁと息を整えていると穂高さんが俺の性器から口を離すのを感じる。その僅かな刺激にさえぴくっと体が動いてしまうくらい、いった後のそこは敏感だ。
はあぁと大きく息を吐いて、吸い込もうとするとその前に塞がれた。
「ん?ンッ!!んんッ」
それはもちろん穂高さんの口に。
なんで!?なんで返品!?
触れた穂高さんの唇から、無理矢理流し込まれたまずいもの。聞かなくても分かる、それは間違いなくさっき俺が出したもの。
最近あんまりされなかったから油断してたと気づいてももう遅い。
嫌だと抵抗してみても穂高さんは口を解放してくれないから俺は飲み込むしかなくて、泣く泣く飲み干した。
俺が飲み込んだと分かると穂高さんはゆっくり舌を絡ませてきて、まずい気がするのに夢中でその舌を追った。
ただ、そんなキスをしていてこれはない。
「萎えねえじゃん」
「誰のせいだとっ!」
出した後はしばらく待てば一旦はしゅんとするよ!なのにあんなキスするからむくむくと待ち構えてんじゃんかと抗議すれば、やっぱりうるさいと言って唇を塞がれて、またしても萎えるタイミングを失った。
「それ、やっぱり入れるの……」
「何度も言うけど入れた方が絶対痛くねえよ」
「それが、1番やだ……」
穂高さんが手に持つシリンジ。
あの中には無駄なくらい高いゼリー状のローションが入ってるのは知ってる。もちろん、俺の中に入れる棒にも同じローションは使ってくれるけど、それだけよりも先に入れちゃう方が痛くないと何度も聞いた。
ただ、何度聞いてもあの感覚は耐えれない。
液体とも固体とも言い難いものが逆流してくるあの感覚は本当に苦手。気持ちいいはずはなく、なんなら逆流してるから気持ち悪い、はずだ。
そんなことを思ううちにぴとりとその先端が俺のおちんちんに当てられる。
「うぅっ、ゆっくり、してね」
「分かってる」
ふにふにと俺の性器の先っぽを確認して、シリンジをきちんと当てて、ゆっくりと押し出す穂高さん。
「ぅ、あぁっ、」
シリンジの先を俺のおちんちんに入れるなんて暴挙はしない穂高さんだから、入らずに漏れたローションがぷちゅぷちゅ音を立ててなんかえっちだし、だけどおちんちんを襲う感覚は気持ち悪さが強い。
「も、やだぁあ」
「そういう割にやっぱ萎えねえのな」
「う、だっ、てっ!」
「溢すなよ」
ニンマリ笑っていうんだから、むりだって分かってて言われてる。
この後は不思議なことに気持ちよくておかしくなりそうで、それを覚えてる俺の体は期待に震える。
「溢すなって言っただろ」
「や、仕方ない、もんっ」
「まあいいんだけど。ゆっくり入れるから、萎えるの無理ならゆっくり息しろよ」
「う、うん」
萎えるのは、たぶん無理。
だから言われた通りゆっくり息をして、出来るだけ力を抜く。そうしてまたぴとりと先端に何かが触れて、あり得ないところにあり得ないものがぎちぎちと入ってくる。
「う、ぁ、、い、たぃぃ」
「その顔、いいな」
「う?ンッ!ぁっ」
「すっげえ可愛い」
俺の様子を確認しつつも、ぎちぎちとそれを押し入れるのをやめない穂高さん。ほんと俺のおちんちんぎちぎち言ってない?大丈夫?とちらっと見てみると、まだまだ長さの残った棒が見えてすぐに目を逸らす。
「誠、慣れてきたな」
「ふぇ?」
「当然きついけど、上手」
「っ、ぅ」
その声はただただ甘い。
俺の頭を溶かす、麻薬みたいな声だった。
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