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2-164.
ぴちゃ
とも、
くちゅ
とも言える音が響く。
それが俺のおちんちんやお尻の入り口からしているのであればなんの問題もないのにっ。
「や、だぁ、いやっ」
「嫌っていうなら、萎えさせろ」
「ひぅっ、んっ、ぁ、むり、だってえぇ」
そしてそこで、俺の乳首で遊びながら喋んないで!
唾液で濡れたそこにかかる息がくすぐったい。
「や、だっ、乳首やだっ」
「気持ちよくない?」
「………やだっ」
「返事になってねえよ」
「ひッ!っ、ぁ、噛んじゃ、やあっ」
さっきまではただ舐めて、吸っていたところに歯を立てられるとビクッと身体が跳ねる。
そこは穂高さんが時間をかけて育てているらしく、くすぐったかったはずで、よく噛まれて痛かったはず。
それなのに、いつもそれは気持ちいいと一緒だったせいか俺の体はそれが気持ちいいと覚えてしまっている。本当に条件づけされてんじゃん!と気づいた時にはこうなってたし、俺は条件づけについて詳しく学んだことがないからどうすればこの学習を忘れてくれるのかも分からなかった。
「や、だ、おちんちんも触ってっ」
「嫌」
ねだってもぢゅっと強めに乳首を吸われて誤魔化される。
乳首が気持ちいいのは百歩譲るとして、だけどそこだけを触られ続けるのは辛い。
いっても、いけなくても、つらい。
「慣れりゃ大丈夫」
「ぁっ、や、むりっ!」
「誠なら大丈夫」
全然説得できない言葉ばかりが降ってきて、抗議と声と耐える声が交互に響く。
前に、あんまりにもひどくされて泣いたことがあるからか、今日は執拗に乳首ばかり触られるけど、痛くはない。
指先で、主張しちゃったそこを転がすように撫でられて、舌で舐めて、たまに吸って、くるりと舐め回されて。
「ぅ、ぁンッ、やっ」
間違いなくこれは気持ちいい。
気持ちいいんだけど、突き抜けるような、そんな気持ち良さじゃない。
ひどく電動率が悪くて、俺が感じた快感はうまく繋がらない。
「ちゅー、してっ」
「後で」
そう言ってやっぱり乳首を舌先で潰すみたいにされる。
じわじわと伝わる快感はしっかりと俺の性器に届いていて、湿ったパンツが気持ち悪くて足をもぞもぞさせて、刺激を欲するそこ。
「気持ちぃ?」
「……」
「ほら、ちゃんと言わなきゃ分かんねえよ」
「きも、ちぃ」
そう呟くと、いい子って甘い声が聞こえてきた。
それから何度も穂高さんに聞かれて、気持ちぃと答えていくと段々下半身に溢れ出そうな快感が溜まってくる。
「ぁ、も、まっ!あンッ、へ、んっっ!」
「変?」
「や、ぞく、ぞくするぅっ」
むり、やだ、なんか出る!たぶん精液だけど!
やだやだ、乳首でいかされるとかやだ!と首を振ってみるけど、穂高さんはそんな俺の弱い抵抗なんてなにも気にせずに乳首をいじめる。
「もぉ、むり、だからあっ!ぁ、許し、てえ」
もういきたい、ずっと気持ちいいが燻っていて辛い。
性器ひと擦りしたらたぶん出ちゃうくらいなのに、ずっと触ってもらえないそこは絶えず蜜を流している。
そんな俺を知ってか知らずか、穂高さんはそれまでただひたすらに優しく甘く触れていただけの乳首をぎゅうっと抓って、歯を立てた。
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