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第18話

とりあえず項垂れている場合ではないと考え直し飲み物でもとキッチンへ向かう。 「コーヒー、お茶、紅茶、オレンジジュース、牛乳、何飲みます?」 「悪いしさっきもらった水も有るから大丈夫だよ」 「別についでたから大丈夫ですよ。連れてきて何も出さない訳にはいかないですし。」 水って。まぁ買ったばかりだけど、、 「君と同じモノで」 「了解です。」 コーヒーと紅茶が実は好きで家事は出来ないが美味しいコーヒーと紅茶は入れられる! 自己評価だけど。本当は豆を挽く物から全部揃えたいぐらいだが、まだ揃えてないから粉のコーヒーだ。 「コーヒーはブラックですか砂糖、牛乳は使います?」 「あーブラックで大丈夫。」 瓶の蓋を開けた時からコーヒーのいい匂いに癒される。 そして部屋がコーヒーの香りが包まれていくのも好きだ。 コーヒーが出来上がり虹崎さんを見ればウットリしたような顔で目を瞑り何処かへトリップしているよーだ。 今までにあったことの無い人だわ。 「どーぞ」 「あっ、どーも、頂きます」 そう言うとすぐ目を伏せ香りを嗅いでいる。 なかなかのコーヒーマニアと見た。 少しカップを回すように鼻の前で動かしスンスンしてる姿は猫のよう。 そして一口飲み、また1人で うんうん。と唸りながら飲んでいく様は見ていて面白い。 趣味の中に人間観察が入る俺は、虹崎さんが目を瞑りコーヒーを堪能しているのを良い事に気が済むまで観察する 一緒に居たら毎日が面白いだろうなと考え1人で微笑む

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