19 / 50
第19話
やっぱりコーヒー美味しい...
虹崎さんはひと通りコーヒーを満喫したのか部屋の中を見回している
キョロキョロし終わり
「モデルルームみたいだな」
「あー、この部屋だけですよ。」
実際はどの部屋も綺麗かもしれない。あまりモノにこだわりも無く必要最低しか持たないから..
「そーなのか。俺の部屋はこの100倍汚い」
「まぁ、良いんじゃないんです?綺麗でも汚くても。それよりこれの責任取って下さいね。」
とりあえず今日出会って離れたくないとか、もっと一緒に居たいとかおかしいけど
でもそう思ったんだ。
「ん?ああ!それは勿論。どーしたら良い?」
「この傷が治るまで此処で生活して家事とかして下さい」
あっ、フリーズしてる。
まぁ仕方ないよね。フフッと心の中で笑う
「此処で生活?」
「此処で一緒に生活するんです。」
拒否権は有りませんけどね。
しかも考えが顔に出てますよ
「コーヒーは普通のコーヒーです。何も入ってませんよ。」
「魔法使いでもありません。全部顔に出てます」
なんか久しぶりに面白い。
「あー分かるように説明して貰っても??」
「週末はハウスキーパーが来ますが平日は1人なので、この傷が治るまでは掃除やご飯作りなどをして下さい。責任取ってくれんですよね?」
スターウォー◯のBGM付きで追い込む...
「あ、、ああ、それで君の気が済むなら....」
よし!決まった!!
まぁここで断れても強制的に頷かせるけどね。
口角が上がらないように気をつけないと。
ともだちにシェアしよう!