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第21話
よし!何とか頷かせた!
一回帰っても?なんて帰させませんよ。逃げられるかもだしね!
「必要なモノは殆ど有りますよ」
「あー、あー、じゃぁ、必要な物が有ったらその時取りに行くか...」
少しガクッと肩を落としてる気がするが気にしない気にしない。
「じゃーとりあえず七条君はお昼ご飯は食べたかい?」
「あっ、すっかり忘れてました。何か作ってくれます??」
「分かりました!とりあえず冷蔵庫確認しても?
何も無いなら買い物行かないとな」
「はい!どうぞ」
ご飯。人の手作りご飯は別に食べ慣れてるけど、虹崎さんの手作りだと思うと楽しみ
しかもパスタを作ってくれるみたい!
パスタ好きなんだよね!ウキウキ!
「エプロンとか有るか?」
エプロン?虹崎さんがエプロン!!
ギャルソンエプロンとか似合うだろうなぁ。
髪を後ろで縛り白のカッターシャツを腕まくりして黒のスッキリしたボトムスにギャルソンエプロン!!エロい!!!
ヤバイ、ニヤける......
後からポチろ。買おう。即日配送で!
〜〜〜〜
かなり良い匂いが部屋を包む
「出来ましたよー」と声がかかりそそくさとテーブルへ
パスタ、スープが既に置いてある!
「わぁ!こんな短時間でスープまで?凄いですね!」
俺はご飯も全く作れないからこんな短時間で出来るなんて凄すぎる早く食べたい!!
直ぐに手を合わせ食べ出す
玉ねぎとウィンナーの和風パスタと野菜がいっぱい入ったコンソメスープ!美味しい!
「とても美味しいです!どんだけでも食べれそうです。」
「それは良かった!とりあえず嫌いなモノとかはあるのか?」
「んー基本は大丈夫ですけど、ゲテモノじゃなければ」
「ゲテモノって!じゃー普通のを作るよ」
ククッと笑ってる顔も大人な色気が....
あー満腹!完食!
「頂きました!御馳走でした!」
って言ったら何故か目を見開き固まっている?
「ん?どーしました?」
「あっ、いや、こんな丁寧に言う人初めてだったから少しビックリして」
「あー、よく言わます。」
ご飯は命を頂いてそれで私達は生きられるから敬いなさい、そして作ってくれた人にお礼をしなさいと教えられていたから。
結構な確率で言われるので慣れたなーと笑い自分の食器と俺の食器をシンクまで運ぶ
いつも作ってもらうと食器ぐらいは洗うようにしているが絆創膏が濡れるの嫌だなとお願いする事にする
「絆創膏濡れちゃうので洗い物もお願いしても良いいですか?」
「おう、任せて下さいな。」
ふと顔が暗くなったような気がしたけど次見た時は普通だったから気のせいか
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