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第24話

休憩後また少し写真を撮りリビングへ戻る ソファに上で彼は胡座の上にノートパソコンを置きカタカタと指を動かしていた そしてそこには王道の眼鏡男子になって。 イケメンは何でも似合うわ。 黒縁眼鏡でもその顔の魅力は失われる事無く、知的さが増し更に魅力的だ。 カシャッ 思わず撮ってしまった!盗撮!? セクハラに盗撮....終わった。 ん?怒られるかと思いきや彼は全く気付いてないよーだ。 ホッと息を吐き声を掛ける。 「お疲れさん、仕事か?」 「あっ、すいません。あー、いえ、調べ物してただけです」 ニコッと眼鏡を上げながら.... 見惚れる.... これはいわゆる萌え?的な? こんなおっさんが萌えとか自分大丈夫か!?? 1人で苦笑りをしてしまう。 「ん?大丈夫です?」 「なんでもない。大丈夫だから」 「そーですか、まだ夕食には時間あるので好きに過ごして下さい。テレビでも、昼寝でも、DVDとかもありますよ。」 「あーじゃDVD何が有るか見せてもらうわ」 「テレビデッキの中に有りますよ」 頷きデッキの方へ向かう。 70型ぐらいあるだろう大きいテレビに少し感動しDVDへと手を伸ばす アクション、恋愛、SF、アニメ、海外ドラマ、結構色々ジャンルあるな〜 おっ、これは!【Earth】地球の自然と生き物達が織りなす壮大な映像集だ。 ブルーレイレコーダーにディスクを入れテレビを付けてスタートする。 ソファを背凭れにしてラグの上に座る 映像を見ながら時折撮った写真を見たりと ゆったり時間を過ごした。 壮大な滝が映ったり、海、山、砂漠、と様々な自然とそこで暮らす生き物達。 俺もそこに立ち写真を撮りたいと毎回思わせる綺麗な映像集 このシリーズは全部観ている 観るたびに写真を撮りたくなってウズウズする 何回も観たモノだがまた魅了されもうエンドロール。 デッキの時計を見ればもう夕食を作り始めるには良い時間だったので片付けてキッチンへ カメラは昼と同じ場所に置き 夜ご飯は和食に決めていた。 昼の時に確認済み 玉ねぎとジャガイモの味噌汁、ご飯、冷凍庫にあった紅鮭を焼く、キャベツの塩昆布の和物、だし巻き卵 を作る 昔からご飯を作っていた為、いつも通り作って行く。 だし巻き卵は自分の好きな少し甘めを 大体1時間ほどで完成し彼を呼ぶ、結局DVDを観始める前から全く動く事無くPCを構っていた 次はコソッとソファの上の彼を写真に納めたのは気付かれなかっただろう。 「ご飯出来たから食べましょう」 「ご飯!通りで良い匂いですね」 気付いてなかったのか??凄い集中力だな。 「和食、口に合うと良いけど」 「頂きます」 昼と同じように向かい合い食べ始める 箸の持ち方も綺麗だ。 思わずカメラを手繰り寄せカシャッと彼の手元を写す ビクッと彼がご飯から目を離し俺を見てビックリした顔を向けた 「あっ、悪い....いつもの癖で....」 「癖ですか....か??」 「撮りたいとと思ったら直ぐ撮っちゃうんだよ」 頬をポリポリ描きながら言い訳を言う情けない自分 「そーなんですか、まぁ一緒に過ごして頂ければ後は好きに過ごして構わないので」 ニコリと笑って許してくれる彼は寛大だ。 いつもこれを他でやると嫌がる確率が高いからだ 「良かった...」 改めて頂きますと良い食べ始める 今日のご飯はやけに美味しく感じたのは心が少し満たされたからだろうか。。。

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