27 / 50

第27話

虹崎さんの作った和食はどれも美味しかった! だし巻き卵は特に俺好みの甘めで1番最後に取っておいて食べたぐらいだ。 片付けをお願いして終わった後に食後のコーヒーを入れ昼間と同じように彼はラグの上で俺はソファの上だ。 流石に疲れたのでPCはやめてテレビを見る。 別に話さなくてもこの沈黙が嫌じゃない 誰かと一緒に居て楽なのは初めてだ テレビ番組ではベトナムだ 都市のハノイ、京都みたいなダナンを紹介してご飯などもやっていた。美味しいフォー食べてみたいなぁ。 ダナンのランタンキレイだったな、虹崎さんが切り取って撮ったらどんな感じになるんだろう 見てみたい。 と考えながら左下に居る彼を見る 長い髪を右耳に掛けていてセクシーだ。 上から見ると睫毛の長さが目立つ。 その瞳に写りたいとか.....俺ヤバイな.... ドキッ 彼がいきなり見上げてきて目が合う 焦ってるのを隠してそのまま目をあわしたまま彼の瞳に写った自分を見る すると目を伏せ ホウッと息を吐きテレビに視線を戻した虹崎さん 見過ぎたかな。と苦笑いが出る 空気を変えるべくお風呂を入れますか。 「お風呂入れて来ますね」 と立ち上がり席を立つ 下着は何着か新品が有るし、着替えは予備ので大丈夫だろう 色々準備してリビングに戻り伝える 「タオル、着替え、下着、用意しておいたのでお風呂が入ったら入って下さい。下着は新品だから」 ニコッと笑いながらソファへ戻りテレビを見る 「有難う!?」 何故疑問系?まぁ強制的にお泊まりだから仕方ないか!? 10分後、お風呂が沸きました。の音声と共にメロディが流れてきたから入るよう促す 「どーぞお先に」 「俺は後で良いから先に入れよ」 「いえ、とりあえずお客様なので、先に入らないなら一緒に入ります?片手使えないかもしれないし...」 流石にお風呂は綺麗な1番風呂に入って貰いたい。きっと気を遣って疲れてるだろうから 危険を感じたのか慌てて逃げるようにお風呂へ向かう姿を見てクスリと1人で笑ってしまった 「脱いだ物は洗濯機に入れちゃって下さいね」 言い忘れる所だった。 30分ぐらいだろうかリビングに戻って来た 「お先に頂きました」と言いお水を渡す さり気なく彼を見る 髪の毛濡れたままじゃん。でも髪を後ろに流してる姿はエロい..... 俺の部屋着なのに身長は変わらないけど体格が良いからか少し俺が着るよりゆとりが無い感じだ。 けど部屋着ですら着こなすとか凄い ひと通りみてから 「いえいえ、では俺も行ってきます」 とお風呂へ 脱衣所で服を脱ぎ洗濯機へ入れ出た後に洗濯する チャッチャッと洗って湯船に使って出て髪を乾かし、彼の髪を乾かすべくドライヤーを持ってリビングへ。 「虹崎さん髪乾かしましょう」 ドライヤーを少し振りながら 「自然乾燥で大丈夫だ」 「まだ朝晩冷えますから風邪ひくいけないので、ソファ座ってください」 「あーじゃー」 とドライヤーを受け取りますって感じで手を出してくるので、それを無視して彼をソファに引き上げ後ろに立つ 近場のコンセントにセットして髪を乾かし始める とても慌ててる虹崎さんに笑ってしまう ほぼ脅して大人しくさせ乾かせさせてもらう。 意外と柔らかい髪でブローしていくと艶が出て綺麗な黒い髪にうっとりしてしまう。 でもドライヤーで乾かしたからかウェーブは緩くなってしまった.... てか初めて人の髪を乾かしたけど癖になりそう.... 彼限定で。

ともだちにシェアしよう!